2枚の桜葉で挟んだ白い餅皮のさくら餅
桜の季節だけにこしらえる“小石川みたらしだんご”
一幸庵の桜餅は3タイプ。
クレープ状に薄く焼いた生地=餅皮白焼が2タイプ、のこり一つが道明寺餅。
そのうち・・・
人気blogランキングへ

・・・・ふたつはこちらでご覧いただけます。
以下、ワタシの備忘録です。
さくら道明寺(大納言つぶあん)
餅皮白焼はいわゆる関東風桜餅。
桜餅の元祖である長命寺「山本や」がこのタイプ。
水溶きした小麦粉生地は色などつけず、白いままで小判型に焼きあげ、こしあんを(巻かずに)挟んだものを塩漬けにした大島桜の葉3枚をまとわせて出来上がる。
店によって小麦粉や白玉粉、あるいは寒梅粉を使い、水溶きして一文字鍋(形状は平たい銅板)で薄く焼きあげる。
なぜだか、その色の多くはピンク色です。
多くはこしあんを入れて巻き、塩漬けの桜葉一枚をくるりと巻いて出来上がり。
また店によってはふくさ包み、あるいは山本や同様に挟んだタイプなど。
一幸庵において
黒糖入の餅皮白焼きで大納言小豆つぶあんを包んで桜葉2枚で挟んだのが“薄墨桜”。
白いままの餅皮白焼きで、北海道産小豆(変わってなければ“ふじむらさき”)と白双糖で炊いた自家製こしあんを包んだのは、たんに“さくら餅 こしあん”。
餅粉(白玉粉、寒梅粉など)ベースにした水溶き生地を焼いているので、小麦粉生地に比べるとしっとりとした柔らかさが長く保たれます。
良質の桜葉は筋が硬すぎることもなく、すこしもっちりと柔らかい焼皮と馴染みます。
葉の塩気と甘いこしあんの相性がよく、茶席にふさわしい、そんなさくら餅。
でも、この春はどこの和菓子店でも一様に(お茶席はすべてキャンセル〜〜)、と口を揃えて嘆いていました
一幸庵にほど近い、桜の名所、播磨坂、
ことしは毎年、たくさんの人で賑わう播磨坂の文京さくらまつりも中止となり、例年よりはさくら餅と小石川みたらしだんごも競争率がほどほどかも。
・ブログ内:
一幸庵の桜餅(薄墨桜、道明寺)
一幸庵の五色おはぎ
一幸庵の1月2週目
一幸庵のふきのとう
一幸庵の焼き栗と大納言小豆のタルト
川端道喜 御菱葩
一幸庵 菱葩
他多数
◎菓子調進所 一幸庵
人気blogランキングへ
