ご存知、銀座の空也。
2月後半から桜の開花時期までは桜餅を・・・
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・・・調製します。
ことしは資料を持参する用向きから伺いました。
せっかくですからあらかじめ、
ワタシ独自の詰め合わせを電話で予約注文も済ませておいた。
さまざまある空也の季節の生菓子のなかで
とりわけ桜餅は好きなもの。
桜餅オンリーで予約することも
ーすこし、もっちりふくらみある口あたりの皮は
小麦粉に糯粉と上南粉と加えて水溶きした生地を銅板で一枚ずつ焼きあげる。
色粉は加えずに白いまま。
すっきりと袱紗のように折り畳んであるのであんがはみ出すこともない。
なかのこしあんは淡めの色。
適度に小豆の風味を残した絶妙な渋抜き加減。
吟味を重ね、いまは元気豆という十勝産の減農薬小豆を用いて
グラニュー糖で炊き上げますー
↑上は2011年2月(震災の直前)に書いた内容ですが、いまもかわることはありません。
つぶあんの生菓子が欲しかったので空也双紙もひとつ。
空也双紙は
四角く焼いた卵入りの小麦粉生地に粒あんを挟んだ、いわば空也のどらやき的お菓子。
詳しくはこちら→★
意匠の文字は焼印でなく押印。
書は梅原龍三郎画伯による短冊からおこしたのだそう(「東京老舗の履歴書」樋口修吉)。
創製はいつからかははっきりしない(と店主が語っている)けれど、
小島政二郎のエッセイに登場するので推測ですが少なくとも昭和前半にはあったのではないかと。
明治ということもありえますけど。
口にしたのが久々だからなのか、あるいは季節によるものでしょうか、
粒の小豆がいつもより瑞々しく、おいしく感じました。
箱の空いたところにはやはりもなか。
みっつ入れていただきました。
訪ねたのは約束の14時過ぎでしたが、まだもなかの箱が積まれたまま。
追加で一箱お願いしました。
余談だけど
もなかもまた数年前から、美味しさを増したように思います。
豆を変えたからなのでしょうか・・。
空也もなかについて詳しくは→★
さて
必要至急の件は滞りなく済んだので
気分もすっきりスラスラ〜。
さっそく“空也もなか”を
あるミッションのため、さる漫画家さんと
そして
いまは会うのを控えている義父母へ郵送するため
みゆき通りの郵便局へ。
いつも激混みなんですが、この日はサクサクと順番が回ってきた。
局員さんによるとコロナ禍で郵便事情も不安定だから
翌日希望なら時間指定しないほうが無難に届くのだそう。
とは言え。さすが日本郵便。
翌日、昼には義母から「とっっってもおいいしい!」
(これ手に入りにくいんだって?とにかくものすごくおいしいわ〜)と明るい声が届きました。
左は自宅用の 右は進物用の詰め 進物用はもなかが潰れないよう、整然と詰める
ちょっとした外出も控えている年配の方には、
(おいしい小豆が沁みて、晴れ晴れしたのかな)
と、思うとワタシも「よかっったぁあああ!」とアガります。
こんなときは
気になる(とくに年配の)あの方へ
心づくしで選んだお菓子を送って差し上げるのも悪くないかも。
今月はいつもよりオンライン・ショップが充実しているお店が目立ちますね。
◎ブログ内の空也関連カテゴリー→★
●空也
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