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「和菓子wagasi」−東京のお菓子・菓子パンを歩く

2020年07月29日

みょうがぼちって?菓匠とよだやの 季節限定みょうがぼち

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みょうがぼち。

茗荷餅ってことです。

茗荷の葉で包んだ・・・


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・・・小麦粉生地のお餅で、中はなんと そら豆のあん!


一度たべてみたい。岐阜県美濃地方南西部の伝統的おやつ。
6月頃から9月頃、みょうがの葉がある時期にだけつくられるのだそう。

が、現地に行く機会はいまのところない。

シェアしてくれる仲間を探したら、念願だったこのおやつ、なんと15人がノッてくれた。
なので、超ソーシャルディスタンス(100人キャパに14名)なプチプチシェア会を設けることに。

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せっかくなのでほかにもいくつかの個包装お菓子を分け合いました。
(消毒作業、マスク、手袋着用で換気もばっちり。
ちょびっと大変だったけど長い隠遁?生活のなかのオアシスって思ってくれた和菓子好き多数。我、嬉々とす)

さてさて。
「菓匠とよだや」は昭和元年創業、当代三代目。

お店を代表するみょうがぼちは
ご挨拶によると
「・・・岐阜県本巣郡北方町界隈で、農作業の合間のお茶請けとして食されてきた伝統的なお菓子。

店でも元は家庭料理として作っており、お裾分けしていたところ評判を呼び、2代目が菓子屋ならではの工夫を加えて、製品化した・・・」のだそう。

みょうがの葉がある時期だけ、のこのお菓子。
周辺の方は毎年、始まるを楽しみにしているようで、ハシリの時期には一日3000個つくることもあるのだとか。

美濃地方中西部あたりでは複数の和菓子店で製造・販売、スーパーや農協の店舗でも取り扱うようですが
「とよだや」はこの地で長年に渡ってこしらえてきたことから元祖を謳うにふさわしく、多くの人が求めにくるのでしょう。


取り寄せたものは冷凍便で、日保ちは製造から一週間(解凍後は2日間)。

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届いた箱を開けると“ぼち”たちったら、こんなかんじでコロコロと。


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そのまま紙箱に転がっているのが、なんとも素朴で、笑ってしまった。

で、冷凍保存は一個ずつラップがベターだって。

想定外だけど(笑)家の中でマスクして手指消毒。
“ぼち”に直接触らないように一個ずつラップで包んですぐにフリーザーへ。
あらためてシェアする当日の早朝、もう一枚ラップしながらひとりずつパックに収めて ホッ。

いやはや。 かわいい菓子ほど手がかかる。


原材料はそら豆(中国河北省産)、砂糖、小麦粉、米粉の4点のみ。
小麦粉だけでなく米粉が加えてあるんですね。

食べ方
としては自然解凍、電子レンジ解凍、蒸し器で蒸すの3択。

まずは自然解凍。

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かなり歯ごたえしっかり。
餅米の餅と異なり、コシがある、というよりはむしろやや硬めという印象。
このままだと“そら豆”の味がいまひとつわかりにくい。

次にお店が推奨する蒸し器で温めていただく。

・・例の秘技「やかんでまんじゅう1個蒸し」の出番です。

お湯を沸かしながら5分ほど。

湯気のたった“みょうがぼち” をいただきます。

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おおおおおおっ! そら豆だ!
温めた ぼちったら やるじゃん。

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とよだやの特徴である、つぶつぶを残したそら豆あん、そら豆ならでは独特の香り(人によってはニオイ)が際立って、柔らかい小麦粉餅とよくなじむ。

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食べるときにみょうがの葉っぱを剥くときに移り香がほんのり。うん季節感ばっちり。

こんな風に
その土地ならでは“郷土菓子”の醍醐味がほんの少しでも伝わってくるのが、ワタシには何よりのごちそうです。

おかし、とりわけ“和のおやつ”って味蕾だけじゃない、さまざまな情報があいまって心に、そしてからだに、響くのだ。

かつて、きつい農作業で汗をかいた体に、そこにある茗荷の葉を巻いたそら豆のお菓子はどんなにか沁みたことでしょう。

梅雨空でなく青空の下で食べたい、すてきなおやつです。


こんどチャリで50キロ走ってから食べようっと。

菓匠とよだや

 ご当地情報局=みょうがぼち・参考サイト



☆おまけの話、っていうか☆
取り寄せの際に、ちいさな事件がふたつ。ひとつめ:お届け指定日の1週間以上前に代金を振り込む。とと同時に「翌日発送します」とのメール。慌てて、違いますよお、っと電話連絡で事なきを得た。ふたつめ:配送予定日、午前中到着指定したけど15時過ぎても音沙汰なし。ヤマトクール便を追跡したところ、厚木で停まったまま「調査中」だと。調査中?再びお店に連絡するお、あちらも何が起きたかご存じなく、至急調べてくれたところ、今度はヤマトから☎。なあああんと「冷凍便はマイナスT5度以下が基本なのに厚木に到着した便の庫内がマイナス11度。お店に問い合わせるとそれでは品質保証できないので作り直して再配送。再配送希望日のやりとりがしばらくあり、結局、配送予定の翌々日に到着。冷凍だったので早めに配送手配をしておいたので、結果として無事にみなさんとシェアできた。いやはや、何が起きるか世の中わからんねー。今回のプチシェア会、ワタシ的には波乱万丈でございました。

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posted by あんころりん at 14:59| 東京 🌁| Comment(0) | 近畿、東海(京都、大阪、名古屋・・) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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