
山椒風味!
しかもトリオ!
しかも猿!
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・・・
HP画像で見るトリオのおさるたち。
かなりリアル。いい意味で“かわいくない”。
この手のルックスは大好物です。
加えて「山椒風味もあります」だって。
切山椒が身近だったワタシ。
このひとことに激しく反応。
が。
現地に行く予定はいまのところ
ない。
オンラインショップは
ない。
しかし。
取寄せ可能、
とまたまた和菓子のエンサイクロペディア 和三坊主さんからの情報。
シェアしてくれる仲間を探したら、なんと14人+2人がノッてくれた。
なので、超ソーシャルディスタンス(100人キャパに14名)なプチプチシェア会を設けることに。
そして諸事情で来場できないお二人は数種類のお菓子とまとめて発送することに。
(つまり前回のとよだや「みょうがぼち」と同じプチシェア会)
なかなかなかなか電話がつながらないお店・・と ようやくコンタクトが取れた。
見ざる・いわざる・聞かざるの“山椒風味2匹&ノーマル味1匹”の変則編成で16トリオの派遣をお願い。
賞味期限は製造日から3日。
つまりシェア会前日到着でぎりぎりセーフ。
(てことは。 到着日(=シェア会同日)に発送可能でスタンバってないと間に合わない。平気か おれ)
さてクール便で届いた16トリオ猿。
派遣された変則編成の16トリオ
椿(山椒風味)と日光名所の詰め合わせ箱(ノーマル味)も一緒にやってきた。
をしています。
開けてびっくり。
東照宮の陽明門、鳴き龍=昇り龍降り龍、眠り猫そして三猿
陽明門
日光彫の図案から 椿
ビジュアル完成度が高いのだ、ハンパなく。
ワタシが知る限り、もっとも造形に優れた人形焼ではなかろうか。
画像で見る以上に技術の高さが伝わってきます、すげー。
三猿は正面だけでなくバックシャン。
見ざるさんなんてほんとに細部まできれいに焼かれています
期待に胸をふくらませ まずは椿 から。
(リアルかわいいおさるさんに食いつく勇気はまだない)。
顔を近づけるとホワーっと心地よい山椒の香り。
視覚だけでなく嗅覚的にもすてき。
おお、おいしい!
しっかりと焼かれた生地は香ばしい。
イイかんじに密度があり 乾くことなくふんわり。
ただ単に柔らかいのではなく、ほどよく詰まっている。
こしあんはなめらかくて、甘みがくどくありません。
山椒の香りもめちゃめちゃ合ってる。期待を上回ってました。
我が愛すべき麻布十番「紀文堂」人形焼&秋の山のまろやかでコシのある(気泡を感じる)口あたりとは異なるけれど。
このしっとりふんわりの食感を(ショートニングやら正体不明の乳製品など使わずに)実現できるってすごい!とひとりごちてしまった。
それに山椒!ポイント高しー。
調べてみると
日光人形焼「みしまや」はもともと三島屋の屋号で知られた日光彫の老舗。
三島屋4代目の店主(中山圭一さん)は多摩美大の彫刻科で学び腕を磨いた本モノの彫刻師。
三猿をはじめ、
東照宮の陽明門、鳴き龍=昇り龍降り龍、眠り猫、そして日光彫に欠かせない“椿”。
日光ゆかりの造形物をテーマとした
精巧な焼き型はすべて原型をご自身で手がけたもの。
ビジュアルだけでなくもちろん味の追求も並ではなく。
肝心のお菓子はひとつひとつが店の思いを表すような厳選材料です。
すべて国産。
小麦粉は北海道産、
小豆は北海道上川産の大雪山小粒小豆“朱鞠”、(記憶によれば人形町「板倉屋」も使っていたような…)
卵は地元栃木の磨宝卵。自家配合飼料で育てた鶏が生む卵です。
砂糖は純度の高さで知られる鬼双糖、
そのほか広島産もち米飴(もち米飴はみすゞ飴の飯島商店も製造している多糖類の甘み)、
尾瀬のはちみつ、
みりんなどなど。
和の焼菓子でここまで材料を突き詰めたものってそうはない。
しかし驚いたことに
人形焼はまったくの門外漢だった。
人形焼店を営むに至ったのは
大学からの帰郷の途にあった浅草で、たびたび人形焼を見かけたのがきっかけで、時を経て。
2012年に開業したのだそう。
つい先日まで営業時間を一部短縮していましたが、現在は元通り。
折を見て「新潟の豪雪地帯の古民家を移築した」というお店(和三坊主さん談)に伺って、つくりたてにかぶりつきたい。
日光人形焼みしまや HP
*クール便代引きにて発送可
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