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「和菓子wagasi」−東京のお菓子・菓子パンを歩く

2020年08月14日

藤丸の 洲浜と薄種煎餅 +青切りざぼん 冬瓜のせんべい

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7月、16人でシェアした和菓子は7種類。
そのうち2つが・・・

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・・・先に紹介した“とよだやのみょうがぼち”と山椒風味の日光人形焼(三猿)。



3番目が「藤丸」の“洲浜(州浜)”。
これはとばさん(わがし甘党の会)のリクエストです。
もうひとつ「藤丸」から薄種煎餅。これはワタシあんころりんの提案。


どちらもほとんどの方がシェアに賛同(投票制)。
皆さんで分け合い、持ち帰って楽しみました。




気温との兼ね合いからクール便で届いた半生菓子。
洲浜、薄種煎餅と希望者への“野菜の蜜漬け”=青切りざぼんと冬瓜も同包していただいた。

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藤丸で“洲浜”は基本的に予約注文の品
(店頭で予約なしで購入した方は、ほかにお茶席などの注文があり、その余分だったのではないかしら)。


7月の意匠は“笹の葉”です。

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6月の洲浜 金銘竹


6月に2度いただいた
“金銘竹”では判りにくかった しなやかさと柔らかさが十分に生かされてます。


なによりもその仕上がりの美しさがすばらしい。


均一に伸ばされた薄くデリケートな生地。
抜いた笹のフォルムも見事です。

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さらにひとつひとつにつけた葉脈の美しいこと!

その技術の高さが並々ならない、と伝わります。


口どけはほかの洲浜に比べて とてもよく
これほど柔らかく水分を含んだ洲浜ってほかにないのでは。
T6人中、ほとんどの方が(こんな口あたりははじめて!)と喜んでいました。

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断面

不思議なのはこんなにしなやかなのに、砂糖は溶け切らずに口にジャリッと残るかんじ。
気にならなければ好きかなと思います が・・・。




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4番めはワタシがオススメした薄種煎餅
今回は“夏らしく華やかに仕上げて”とお店にリクエスト。

かにさんの焼印 そしてそして口に入れて鼻腔を抜けるのは・・柑橘系の香り!

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こちらのおせんべいは生地におぼろ種(“すり種”というもち米原料のごく薄い煎餅をさらに半分に削いで、内側の気泡があるほうを外側に使って餡などをサンドする生地。加賀種は新大正もち米でつくる)を使うのですが

中に挟むのはなんと淡雪!

はじめて手にしたときは「!」
ふんねりとしなやかでタダモノではない予感。


一般的に干菓子のおせんべいってパリッとしてるが
こちらはイナバウアー並に柔らか。

舌の上でシュワッと小さく弾けるようにとろけていく、類まれなる口あたり

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ワタクシ
藤丸さまの干菓子半生菓子のなかでも蜜漬けの“青切りざぼん”と、
そしてこの薄種煎餅が気に入っています、ものすごーく。

煎餅生地にはさむ“淡雪”は季節にふさわしい風味づけすることも。

今回はかぼす。さすが九州(大分県が国内最大生産地)です。
ほかの柑橘類にはない、爽やかななかにほろ苦さも感じさせる香りがとてもステキ。

薄種煎餅”かに” も9割以上の方が驚きと共に好(高)評価。
なかには「自分では絶対買わないタイプのお菓子だけどこれは好き!」という方も数名。




今回は希望者だけに配った青切りざぼんと冬瓜。
藤丸が季節ごとに拵える“野菜の蜜漬け”の夏バージョンです。
せっかく福岡からのクール便送料を使うのなら、もっと取り寄せちゃおう、と提案しました。

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青切りざぼんは未熟な果実が自然落下したちいさなざぼん(晩白柚)を薄くスライスして蜜漬けしたもの。

蜜漬け、と言っても、カリカリとおせんべいのようなテクスチャー。
若いざぼんのほろ苦さと青さの残る風味がたまりません。
一番好きかも。


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蜜漬けの“冬瓜”はジューシーで、ゼリーや羊羹を思わせる食感。
甘さは濃厚ですが、後味がよくてお薄といただいたり、ちょっと疲れたときなどに齧ると“ホッ”。

7月の前半は他に蓮根、パイナップル、磯菜(昆布)があります。
蓮根は青切りざぼんに似てパリッと甘みあっさり。パイナップルは冬瓜のように甘くジューシー。磯菜はパリっと海藻の香り。




秋の風味はどんなでしょう。

最後に7種類を決めたのは候補の中から食べてみたい!とい3アイテムを選ぶ投票制。
その時の1番がみょうがぼち、2番が洲浜、3番が薄種煎餅、4番が山椒風味の人形焼。

実際に食べてからの感想もやはり洲浜とみょうがぼちの人気が高かった。
しかし洲浜は平気的に好評価、みょうがぼちは蒸し方によって評価が大きく分かれていました。

さて残りの3つは何だったのでしょうね?
ぼちぼちアップしていきます。

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奥が磯菜 海藻です

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・和菓子調製処 藤丸:福岡県太宰宰府3-4-33  
日祝休日と木曜日休み 8月は休み多し

・洲浜 文月 “笹の葉”:税込129.6円
・薄種煎餅 文月 “かに”(かぼす):税込み151.2円(別途送料)
・青切りざぼん:同上
・冬瓜のせんべい:同上

☆おまけの話☆

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posted by あんころりん at 15:44| 東京 ☀| Comment(0) | わがし甘党の会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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