銘菓 瑞鹿
黒桔梗 をいただきました。
秋のお彼岸ごろに・・・
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・・富ヶ谷「岬屋」が拵える上生菓子です。
その魅力的な菓銘に違わぬ黒い生地は黒糖と赤ザラメを使ったういろう仕立てです。
考えてみると
岬屋では白砂糖は上白糖に限られますが
上白糖以外の黒糖、きび糖を使った上質のお菓子が少なくありません。
まず、代表銘菓のひとつ“瑞鹿”が奄美大島産キビ糖と大徳寺納豆を用いた半生菓子(押物)”。
瑞鹿
おなじく代表銘菓の“古代蒸”も上白糖、黒糖、2つの味の浮島です。
古代蒸
季節のお菓子では
6月の水無月、夏の黒牡丹、7〜8月の葛焼きなど。
水無月
葛焼き

黒牡丹 葛の生菓子
通年のおやつ(並菓子)の茶饅頭も黒糖を使っています。
茶饅頭 断面です
そして
寒い季節に作られる隠れた人気モノ“黒飴”も。
黒糖自体は特別なものではないそうですが、いずれも味と食感のバランスが絶妙で何度食べても飽きずにおいしい。
※この先は備忘録みたいな内容ですので悪しからず。
岬屋さんへは年中伺っているけれど、“黒桔梗”は初めて、と口に入れてから気がついた。
なぜってこのういろうがハッとするくらいおいしい。
なので記憶に残らないはずはないものね。
黒桔梗 黒糖と赤ザラメを同量使い。蒸して仕上げる
岬屋ほかにもは青梅、びわなどういろう生地のお菓子がありますが
青梅
黒桔梗は材料を火にかけて半分だけ火入れをして、形作ってから蒸し上げるので、ほかとは異なるモチっとした口あたり。
ほどよくコシがあって、ベタつかないけれど歯切れがよい。
ほのかな黒糖の風味と中のこしあんのしっかりとした甘みとのバランスはやはりのさすが。
いつもどおりの華美に過ぎない、渋く抑えた意匠も味わい深い。
上生菓子にういろうを使う店は少なくないけれど。
ワタシは(柔らかすぎてくどい口あたり)と感じることしばしば。
なので敬遠しがちでした。
岬屋の拵える菓子ではういろう生地の水無月も大好き。
材料は違うけれど葛焼きや(なんてたって)栗蒸し羊羹もベストのひとつ。
あらためて、粉を混ぜて蒸したり焼いたりの生地の仕上がり具合がほかにはないものなんですね。
・・と ひとり納得。
おはぎは粒あんとこしあんがあります。
この日は竹栗蒸二棹と黒桔梗もあるので粒あんだけ。
しっかりとした甘さだけど、やはり餅米がおいしくて。
こちらもつるりといただきました。
☆おまけの話☆
内田春菊さんの和菓子漫画「あんころろん」第6話のテーマは“早稲田 七里香"さんの“白玉ぜんざい”。 webマガジン『comicタントvol・10』から配信ス!いよいよロロちゃん和菓子の道に入るのか?小豆のあんこが好きなら見逃せません❣️ 監修はワタクシあんころりん。


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もうひとつ
「ためしてガッテン」あんこ特集(和菓子ライター高さんの冷やしぜんざい付)でその餡炊きを披露した老舗が岬屋さんです。
いまもなお、手で豆を絞る生餡づくりの貴重な映像を見ることができた方はラッキーでした
●上菓子 岬屋:渋谷区富ヶ谷2-17-7 03-3467-8468 日・月曜休
黒桔梗:こしあん(上白糖 小豆)上用粉 寒梅粉 黒糖 赤ザラメ(当日含めて3日)
おはぎ:餅米 小豆 上白糖(当日中)
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