ころ柿
銀杏餅
ぜんざい
「御菓子調進所 一真庵」の“ころ柿”。
練餅に刻んだ市田柿をしのばせた大粒小豆の・・
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・・粒あん。
型などは使わずに
ほんの少しの手指の技でつけるなだらかなくぼみ。
仕上げの氷餅で粉を吹いた枯露柿(ころがき)に。
乾いたヘタは“こなし”でしょうか。
この市田柿もただならぬおいしさ。
練餅、粒あん、市田柿、氷餅・・構成要素すべてのクオリテイが極めて上等。
それらがひとつにまとまったすばらしい美味しさでした。
2020年11月後半のお菓子です。
そして11月19日「宗旦忌」のお菓子“銀杏餅”は11月中ずっとこしらえていました。
銀杏餅 醤油松風とあわせた栗むし羊羹“秋の色” 定番の本わらび餅
さて粒あんに使われているのは十勝産の最高級特選小豆“ふじむらさき”。
一真庵で長年使われている、稀少性の高い普通小豆の品種ですが
今回はまた特別に大粒だったそうで、あの能登大納言小豆顔負けの存在感あるふっくらとしたお豆。
これなら大納言いらずじゃないの、って思ったほど。
じつは新豆が出る前に自宅用小豆が枯渇してしまい、困窮していたワタシ。
店主の柳瀬さんにお願いして、ほんのすこしだけ分けていただきました。
ここ数ヶ月は3日に一度の割合で例の「和菓子ライター高さんのぜんざい」を炊いています。
なもんで
とっくの昔に愛用しているオフイビラ源吾農場さんの令和1年産エリモ小豆は使い切ってしまった。
とりあえずWebで検索した有機エリモ小豆を買ったりしていたところ。
さらに令和2年産新豆の出荷予定が延びる〜というお知らせがあり、アタフタしていたのです。
ふじむらさき、一度は使ってみたいお豆でしたし快諾してくださってほんとに助かりました。
炊いてみて、その大きさにあらためてびっくり。
粒が大きい分、お豆がホクホクして食べ甲斐があります。
またエリモ小豆との差もおもしろいものです。
煮え方の特徴として、ある一点を頂点として、そこから雪崩のように柔らかくなり、火加減しだいで皮が破れて煮崩れていきます。
ワタシ個人は煮崩れちゃうほうが好きなのでまったく問題ありませんが、一真庵さんのような柔らかくてきれいな粒あん(潰しあんではなく)を炊くには高い技術を必要とするでしょうね。
逆に“呉”(皮の中の部分)が多いのでこしあんにしやすいかも。
そんなぜんざい三昧の日々を送っていますが。
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タイムリーなことに「ためしてガッテン!」で紹介された「和菓子ライター高さんのハッピーぷるんぷるん」=鍋ごと冷やしぜんざいが登場します。
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ちょっとだけ中身


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ダメ男とロロちゃんのストーリー展開も目が離せませんが
回を追うごとにぐんぐん和菓子メインになっています。
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