時折、こしらえる季節の朝生菓子が好きなんです・・・
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4月の前半は草だんごと桜餅。
このおだんごがすっごくおいしい。
上新粉をしっかりと胴搗きしたであろうシコシコとした歯ごたえに
濃い草色が物語るようなよもぎの風味。
そして、その風味と色にふさわしい、こっくりとした小豆こしあん。
渋抜きしすぎない紫紺色が濃い緑にいっそう映えます。
こういった何気ないハーモニーに上生菓子店における“熟練したつくりて”らしい味わいを感じてしまいます。
茶席菓子のお店のおだんごって外郎製だったりすることもあるけれど、
やはり餅菓子は餅菓子として正統的な作り方を踏襲する上菓子屋さんってかっこいいな、と思います。
それから桜餅。
こう見えて道明寺ではなく。
もち米。
餅米を道明寺のように砕いたものを使っているのだそう。
ゆえにアルファ米特有の(ワタシが苦手とする)においがないし、餡との調和が取れている。
これは鎌倉山の「わ菓子 徳」も同様の作り方をしていました。
ささまは
4月の後半、今年は12日から始まる柏餅もとてもおいしい。
同じく始まる木の芽田楽もワタシは好き。
このさき、6月の久寿桜も楽しみです。
ところで。
松葉最中のおいしさがわかるほど年を重ねた。
それをうれしく思えるってのがこの食い意地の為せる業。
2005年は(???)だったのだ。
◎ささま(さゝま)
草だんご(若草だんご):北海道産小豆、砂糖、水飴、上新粉、蓬(茹時に重曹使用)
桜餅:もち米、北海道産小豆、砂糖、塩漬の桜葉、着色料
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