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「和菓子wagasi」−東京のお菓子・菓子パンを歩く

2021年04月30日

御菓子丸の 葉まくら

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草枕は夏目漱石、
「智に働けば角が立つ・・」っあれですけど・・


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御菓子丸 春のお菓子は 葉まくら。

山椒の葉を刻んで散りばめた麩の焼きです。
白にフレッシュな若緑が 目にも爽やか。

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中は白小豆に味噌を合わせた白味噌あん。
すりつぶしたの細かい葉を練り込んでいます。

生地で餡を畳み込むようにすると
ふっくらと頬をうずめたくなるようなすてきなまくらに。


まくらを噛むと
清涼な香りが鼻腔を抜ける。



たけのこご飯やたけのことふきの炊合せ、焼たけのこ。
木の芽・・山椒の葉がなければ、せっかく炊いたたけのこご飯の喜びも半減してしまうのに。

こういった春のスパイシーな香りをあまり喜ばないウチの家族は
お菓子を頬張りながら

(おいしいけど・・山椒はよけいだね)と曰わった。

・・おこちゃまかい。

猫に小判。
むしろ猫のほうが趣ある香りを解しそう。

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とらやの侍従焼などの焼皮のお菓子に見た感じは近いけれど。

麩の焼きの生地は薄くても気泡を含んでふっくら、しっとり。

さんしょと白味噌、白小豆のハーモニーもすばらしい。

「食べたら無くなる当たり前のことに着眼、鑑賞から食べるまでの行為を一つの体験として捉え、記憶に残る一瞬を菓子に込めて制作する。」と作家、杉山早陽子さん。

(春の山で昼寝するようにお楽しみください)と 葉まくら を差し出した。



まくら。
24時間恋しいアイテム。
季節の記憶を呼び戻す香りとともにお菓子ににつくりあげるなんて。


杉山さんの作品として一番好きかも。

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このブログ内の御菓子丸→黒衣

御菓子丸

・葉まくら:白小豆、きび砂糖、小麦粉、卵白、餅粉、白味噌、山椒


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posted by あんころりん at 14:03| 東京 ☀| Comment(0) | 近畿、東海(京都、大阪、名古屋・・) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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