どらやきではなく とらやき 濁点なしよ
皮を焼くときに紙を敷いた上に・・
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生地をのせ、焼き上がって剥がしたあとが虎のようなしましま模様ってことです。
よく知られているのが草月の黒松。ワタシの著書でも紹介してます。
ほかに栃木のみかも山や本郷三原堂の本郷焼、玉英堂彦九郎の虎家喜など
玉英堂の虎家喜以外はいずれも皮は黒糖入のとら模様。
このなかで本郷焼は粒あんでなく栗入りこしあん。こしあん好きには喜ばれるかも。
「甲月堂」は明治20(1887)年創業、護国寺の門前で134年続く和菓子の店で現在4代目。
こちらの栗入り黒糖とらやきは自家製つぶしあんに刻んだ栗がたっぷり混ぜ込んで黒糖皮で挟んでます。
密封パックに入って賞味期間が1週間。
あまり期待してなかったのです。
が、かなりイイ。
あんが思いの外みずみずしく、小豆もツブツブ感があり潰しすぎていません。
栗の甘さもほどほどで豆との食感も揃ったかんじ。
保湿性の高い糖分や粉末油脂使っているせいか、皮の弾力もあまり損なわれていないみたい。
(なんとなくくやしいけど)全体のバランスがよく、美味しい。
甲月堂は利休まんじゅうも好い
(利休まんじゅうは茶饅頭とも言われる黒糖皮の小麦粉饅頭のこと)。
一度や二度でなく、通年の品なのでたびたび選ぶのだけどいつも美味しく感じます。
しかもこしあん、つぶしあんの2種類を好みで選べるのもうれしい。
小麦粉生地のおまんじゅうってどこにでもあって、多くは通年品だし地味な存在ですが、甲月堂さんの利休饅頭は講座などで紹介する際に必ずオススメしています。
家族も(これおいしい)珍しくリアクションするので、広く喜ばれる味なのかも。
甲月堂
月曜休 9〜19時
栗入り黒糖とらやき:183円:砂糖、小麦粉、卵、北海道産小豆、黒糖、トレハロース、水飴、粉末油脂(乳成分を含む)、膨張剤、寒天
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