ここ数年でもっともインパクトを受けたのが・・・
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・・これ。
ヒトの手で“樫の木の杵”と“けやきの臼”を使って搗いたホントの“きねつき餅”でつくる苺大福。
(どこぞのヤワヤワ生大福と違って)賞味期限5時間を謳うにふさわしい(固化へのスピード〉超最速の大福。
2021年4月28日、一年前にモノレール西鎌倉駅の目の前に店を開いた湘南しり餅。
こちらでは毎朝、“お餅”を店長自らが大きめの杵と欅の臼で5キロの糯米を“ドッンドッン”と搗きあげる。
年末年始の行事か観光イベントでもなければ目にすることもないような。
そんな“ヒトの手で杵と臼で搗いたお餅の大福”なんてワタシが知る限りこれ以外にありません。
お店にあるのはその搗きたての生餅の白とよもぎ、そしてその餅を使った大福が数種類ときなこ黒蜜餅、あとは日持ちの良い個包装の切り餅だけ。
この〈効率悪い)製法ではこれが精一杯でしょう。
注目したいのはカスタムメイドの大福。
なんと大福はすべて注文を受けてから仕上げるのです。
つまり餅も餡も具材もお好み次第。
お餅は白とよもぎから、あんは基本の粒とこしに加えて3種類の日替わりと併せて5種類から、
果物は4月から5月は博多産のあまおう苺か神奈川産の湘南ゴールド。
もちろん果物なしでもOK。
それぞれ好きな組み合わせでカスタマイズ。
もち米は栃木県産きぬはな餅。
米農家の沼井さんから直に仕入れたフレッシュなお米を使っています。
餡は藤沢の平野製餡所から仕入れた餡の5種類〈日替わり)から選べる。
平野製餡所は大正12年創業の老舗製餡所です
さてこの日のワタシのオーダーは
白餅に小豆つぶあんとあまおう苺の大福。
ほかによもぎ餅と白餅にそれぞれ粒あん入とそれから白餅にうぐいす餡入の大福。
それから餡なしのシンプルなよもぎ生餅もひとつ。
どれもこれも餅がうまい!
コシの強さはまさに年末年始のあの杵つきのお餅。
からみ餅やあん餅で食べているあの美味しさがここに蘇る!
なんてたって“よもぎの生餅”のおいしいことと言ったらない。
ひとつつみ350グラムですが、
砂糖なしのシンプルきなこで充分においしい。
ちょびちょびと口に運んでいたら・・またたく間に残りわずか。
いやアブナイ。
ご飯何杯分かがつるっと消えた。
ハンパなく咀嚼を迫られる苺大福がこれまたたまらなく好ましい。
シコシコとしっかりとした歯ごたえは史上最強。お米の美味しさも際立ってます。
味が濃くジューシーな大粒あまおう苺とこれほど相性がよいのには驚かされる。
白餅とよもぎ餅の粒あん大福を食べ比べてみると
よもぎ餅のほうがより歯ごたえしっかり。
固化もこちらのほうがよりスピーディかもしれない。
次はよもぎ粒あん苺大福をお願いしましょう。
とにかくどれもこれも餅のおいしさはピカイチ。
ですが・・
飲むほど柔らかい餅が好き、という方には到底受け入れてもらえないと思いますけど。
●湘南しり餅 Instagram
・平野製餡所・参考サイト
☆おまけの話
この数日後、よもぎ粒あん苺大福をオーダーしたのだが行き違いからよもぎこし餡苺大福に。
やはりこの餅には粒あんでないとしっくりこない、のでよもぎ粒あん苺大福はいずれまた。
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