明日は七夕です、忘れていました。
皆さん何か笹など飾ったりしてるのかしら?
本日の御菓子、御製は「太市」さん、御銘をうかがって、やっと思い出しました。
毎年、天気の悪い東京ではなかなか七月七日の夜空に「天の川」を見上げる事はありません。
そこでお茶室という小宇宙で凝縮した「天の川」を頂くわけです。
抑えた色あいが美しい「琥珀製」(錦玉)で
水の中にきらきらと光る様子が見えます。
夏には好まれるこの和菓子は
「水のさま」を表現するのにしばしば使われます。
↓稽古でお客様にお出しする。
暑い季節に和菓子屋さんの店頭で
可愛らしい「金魚」が泳ぐさまの「錦玉羹」をよく見かけますよね。
その風流なようすに思わず「ひとつ」となります。
でも・・・
おいしい、と思ったことは・・ありません。
良いものなら上等の寒天と白双糖を使った品の良い甘さが楽しめるんでしょうけど、
私にはそれを楽しむ繊細な舌がないようです。
それで和菓子語るなよ、って。
やはり何か豆系が欲しい〜。
朝生系が好きなの。
すみません、千利休さん。
そこで中目黒の蕎麦屋「芙蓉庵」(中目黒駅隣の中目黒GTプラザ・2階テラス)で
「せいろそば」(650円)と
すっごくおいしい「そば団子」(300円)をいただいてしまった私。
「そば団子」はやはり蕎麦屋で食べるにかぎる!
↓お茶の代わりに蕎麦湯(うまい)でいただく。蕎麦屋の甘味。
でもちゃんと黒文字が添えられてる、粋だね!
ここのはそば部分も小豆粒あんもめちゃくちゃおいしい〜。
「天の川」とは究極の対比です。
ちなみに今日から今期の「風炉手前」(注)の稽古が始まりました。
柄杓を使ったこの稽古になるといきなり時間が長くなります。
今日は一時間押し。
本日の茶花は「鉄線(てっせん)、水引(みずひき)、糸薄(いとすすき)、紫露草」など。
ところで、和花の「てっせん−鉄線」は洋花のクレマチスと同じ、
と思っている方が多いのですが
二つは異なり花びらの枚数も少ないのです。
やはり茶花に使うお花は楚々としたたたずまいです。
(注)風炉。とは釜を掛け湯を沸かすために火を入れるもので鉄、土、板風炉などがある。
夏の時期(5〜10月)を中心に、炉を切る代わりに据えられる。( 「茶道入門」成美堂出版)
から引用
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やはり、鉄線ではなくクレマチスでしたか…
それにしても、百花繚乱のお庭ですね。
うちは田舎で、色んなものが生えていますが
手入れはだめですね。
甘党なので、別のダイエットブログからも
参加させていただきます。
また、花の写真などアップしたら、ご覧下さい。
いらしゃいませ。
多分クレマチスかと・・。
うちも現在花の手入れはひどいです。
ヒゲゴジさん、お名前とはウラハラに甘味ファンとは素敵ですね。
素敵な画像たのしみです。
私は小津映画のAGFAの色が大好きです。
ドイツ製のものって違いますね。