江戸風俗などの研究で知られた方で
江戸時代を背景にした著作も多数あります。
特に「時代考証」という点で
研究実践し、また
その重要性を判りやすく楽しく一般的に広めていらしたと思います。
めんめんと現代にも活き続ける「江戸の町人文化」、という
ともすれば、
打ち捨てられてしまうかもしれない庶民の風俗を
数多く作品のなかで
またご自身の日々の生活に
生かされていました。
著作を多数読んでいるわけではないんだけど
少なからず影響を受けた素晴らしい文筆家です
「江戸の町人文化」に関してもさることながら、
「資料性を持たせつつ楽しく人に伝える」ということ。
これは私が日々目指している姿勢です。
この「近所の和菓子屋さんの豆大福 パン屋さんのあんぱん」
に関しては
「伝えたい事が明確にあって」始めてみたブログです。
ですから
できるだけ
客観的事実や背景および歴史などを交えながら
なおかつ自分なりの印象なども読みやすく楽しく伝えたい、と
杉浦さんの足元の先にも及ばないながら
出来るかぎり努力したいと思っています。
杉浦日向子さんのご冥福を心からお祈りすると共に
このブログを読んでいる「和菓子好き」な方に
著作の一部をご紹介します。
「・・・さて、ここから桜橋(中略)を渡って向島へ行きます。
江戸のころなら舟渡しです。
酒のあとの甘味もオツで「言問団子」(電話番号)、「長命寺さくらもち」」(電話番号)どちらも目と鼻の先です。三世豊国の美人画にも描かれた名菓を、対岸の桜をながめつつ賞味するのも格別です。・・・」 ―杉浦日向子著「一日江戸人」より
杉浦日向子さん本当にありがとう、
もっと著作を読みたかったけれど
どうぞあの世の極楽で粋に楽しく暮らしてください。
↓もしも興味もたれた方へ
図書館でも借りられるかな・・。
追記
えーと、レギュラーの内容もあとで書くつもりなので
出来るだけ精進して楽しくまとめます。
【和菓子の最新記事】
- 初開催!された“東京あんこ通り” その一
- 史上初のすごい!Wagashiイベント「和菓子老舗 若き匠たちの挑戦」新宿で..
- 松島屋の栗蒸し羊かんに感激
初見は草大福,いつもの豆大福,きび大福,豆餅 - トリオでもちもち江戸風大福!新米だって古代米
一幸庵「腹太餅」は大福のルーツ - つるっと冷や〜流しあんみつ粒あん仕立て
麻布昇月堂もちもち粒々すべすべ,ぜんぶ.. - つぶつぶ栗入り黒糖ようかん
さっぱりハイブリッドな名脇役 - おお!モンドリアン風?もちもちな苺、とか
ホワイトチョコの生ういろ「虎屋ういろ.. - 小粋な「空也」の空也双紙とようかん
これが一番クールな銀座…前編 - 酒かすにて候 黒平糖、黒みつ生姜
小宇宙の見える?『家傳京飴 祇園小石』 - 今日があなたの“モナカ記念日”
香雲堂本店の『古印最中』 - 今度の『いきなり団子』は『芋屋長兵衛』
- 『栗茶巾』と『黒まんじゅう』
日本橋『ときわ木』から - 日本橋『ときわ木』年3回だけの『若紫』
- 浅草シリーズ第6弾◇
『龍昇亭西むら』の栗むし羊かんと豆大福―前編 - 浅草シリーズ第三弾◇『徳太楼』まずは名物『きんつば』から
- 『萩乃菓子司』のお萩、蒸し羊羹、草大福、どら焼き・・・
- 『金龍山浅草餅本舗』の『切山椒』
- 谷中で香りの和菓子、『喜久月』と『谷中岡埜栄泉』−前編
- 熊本名物「いきなり団子」は『いきなりだご』
- 『亀泉堂』再び―『四ツ折最中』と『カステラ』
杉浦さん・・・ほわんと暖かい雰囲気ながら、その博識さに感心していました。
いい人ほど、早くいなくなってしまいますね。
わざわざコメントをありがとうございます。
本当にいい方、若い方が早く逝ってしまいます。
なぜか数少ない影響を受けた人々ははやいのです。合掌。
TB返していただきコメントもありがとうございます。
(ブログ入門段階でなかなかうまくできないのですが・・・もうひとつのブログもとってもステキですね!スゴイ〜)
ちなみに私も「あんこ大好き」です(*^^*)ちなみに今晩は母作成の赤飯でした。こちらこそよろしくお願いいたします。
杉浦さんいつも楽しそうにお話されているので、見ていると本当に江戸時代がなんだか楽しそうで、江戸時代のイメージが180度変わりました。
TVでしか拝見していなかったのですが、ステキな方だった印象が強くて残念です。
わざわざありがとうございます。
杉浦さんおかげで素敵な出会いが出来てとても
嬉しいです。
別れがあれば出会いもあるのですね。
あんこもお好きで何よりです。
私こそ拙いサイトですがよろしくです。
TBありがとうございました!
なるほど、あんころりんさんのこのブログに対する考え方がよくわかる記事ですね。
「資料性のある楽しい文章」、まさにそう言える素敵なブログだと思います。
杉浦さんは漫画家としても秀でた才能がありながら、サバサバと隠居道に入られ、生活を楽しみつつ文筆活動でも素晴らしいものをたくさん残されました。まるで江戸時代からタイムスリップしたような方でしたね。
太く短い人生、残念ですが、今頃はきっと江戸に戻っておいしいお蕎麦を召し上がっているのかもしれませんね。^^
わざわざコメントしていただいて
ありがとうございます。
文章も拙い上に誤字脱字も多く
杉浦さんとは比較にもならないのですが、
何とか精一杯自分なりに
伝えようと思っています。
潔さがまるでない私ですが
pecochan77さんのような方に
励まされて、
またまたその気になってしまいます。
ところでお蕎麦が食べた〜い。
先日提出したソバリエレポート取材で
食べ続けたけど
やはりお蕎麦はすぐ食べたくなりますね。