
↑太市の主菓子、金団製『秋の野』
九月に入り再び茶道の稽古が始まりました。
八月中、まったく復習しなかったので
(加えて先週休んだし)かなりまずい状態での後期、初日。
しかも
風炉(注↓参照)の平手前もおぼろげなのに
「お棚」(棚物手前)で点てることに。
本日の「お棚」(棚物手前)は
風炉の右に高さ50cmくらいの棚
(多分「更好棚(こうこうだな)」 )
(画像参照)を置いて
あらかじめ棗(なつめ)と水入れを飾った状態でお手前をします。
「お水注ぎ」も使うので
久々の亭主役(お茶を点てる側)では余計に混乱
初心者のひどい説明で恐縮ですが、
定義をネットで検索したけど適当なのが見つからない。
先生は「大丈夫、からだが自然と動くわよ」
とおっしゃるが、元々が駄目生徒ですから。
ある程度は手が動くが、
水差しの蓋の扱いなど「忘却の彼方」・・。
でもそこは「だめ坊」の強み?
先生はあきらめず(仕方なく)に一つ一つ教えてくれる。
しかしいつになったら少しはまともに動けるのか・・。
でもとにかくお薄を点てる時だけは
「おいしく!」と入魂の構えです。
なにしろ毎回いただく『太市』さん御製の主菓子
(※甘味の充分な、量感のある和菓子)
のおいしいこと。
これでお茶がまずくては申し訳ない。
必死です。

↑クリックね、この色が実物に近い。
きんとんは餡玉の外部に裏漉しした餡を着せたもの。
ちなみに、
「お薄」の茶銘は
青山の白、これは一保堂の裏千家今日庵お好み、
(つまり裏千家用)の中でも
最もエコノミータイプですが
お茶が新しいので毎回とてもおいしい。
抹茶は毎回点てる前に必ず濾します。
でないとダマになってまずい。
自宅で冷茶や抹茶オレなどでいただく方も
絶対、濾すことをお薦め します。
主菓子は
本日は
長月の御菓銘『秋の野』、
金団(きんとん)製
です。
金団(きんとん)は
御前餡(こしあん)を
専用のきんとんふるいの目を通してそぼろをつくり、
専用のきんとん箸(竹の箸を細く削ってつくる)で
一つずつそぼろを付けて形にします。
外部を包む餡の種類と色の配色によって、
いろいろの銘が用いられます。
『太市』は金団がお得意だそうで
久々にいただくと、
殊のほかおいしくてあらためて感激。
『秋の野』は藤色と野菊の黄を
ぐるりに配した上生菓子。
中の餡は小豆の粒あん です。
『太市』さんは度々「きんとん製」のなかに
品の良い「粒あん」を使う。
それが実に美味。
一度お茶席でいただいたお干菓子も最高においしかった。
もう一度いただきたい。

↑クリックね、茶花は秋海棠(しゅうかいどう)
稽古は「御道具拝見」も入り、
舌もまわらずひどいものです。
「御道具拝見」は亭主が主客に
「棗やら茶杓やら」をお見せして
多少の問答があるというものです。(ひどい説明だ)
稽古ではその月の茶杓の銘を
自分で考えて良いので楽しいんだけど
今日はパニック気味で頭に中にある銘が出て来ない。
残暑の厳しい日だったので『立待月』にするつもりが
『秋風』だって。
菓銘と重ねたくなかったのに「秋」つながり、あらら。
語彙が少なさがばれます。
茶花は秋海棠(しゅうかいどう)のほか
竜胆(りんどう)、つき抜き忍冬(にんどう)、水引・・
花はまだ晩夏のものが中心の東京の九月です。
(注)風炉。とは釜を掛け湯を沸かすために火を入れるもので鉄、土、板風炉などがある。
夏の時期(5〜10月)を中心に、炉を切る代わりに据えられる。( 「茶道入門」成美堂出版)
から引用
おいしそうな写真ばかりで楽しくなってきちゃいます☆
色々参考にさせてくださいねっ♪
また遊びにきま〜す☆
★ゆいぴーさん
こんにちは。
来て頂いて嬉しいです。コメントもありがとうございます。
気に入っていただけたら嬉しい!
私もまたそちら行きます、
これからもよろしくお願いします♪