自家製蜜栗をたっぷり
ステンドグラスが目をひく
備中ササゲを気前よくどっさり
できたてホヤホヤ〜。
9月20日にオープン・・・
人気blogランキングへ・・・したばかりの「和菓子一菓」。
江ノ電「江ノ島」駅から徒歩5分ほど。
ステンドグラスの窓が目を引く、趣ある店構えは
年季の入った(かつては店舗と思しき)建物を海辺の町ののどかさを残すよう設えてあり、その心地よさが人を招き入れています。
豆大福、おだんご、どらやきなど朝生菓子とそれからお赤飯。
そして季節の上生菓子と最中などをすこしずつ。
ひとつひとつ手づくりですから種類は多くないけれど、ツボを抑えた品揃えです。
店主の山内浩三郎さんは鎌倉の有名菓子店「大くに」で長年、菓子づくりを担ってきた熟練職人。
1936年創業の「大くに」をご兄弟で盛り上げてきましたが、このたび念願の自身の店を開業。
物腰柔らかな、すてきな女将さんとお二人で営むお店で
とても楽しげに菓子づくりに勤しんでらっしゃいます。
通りかかって開店を知り、さっそくおだんご、豆大福など獲得。
そのときに(これから栗を仕込むから来週は栗蒸し羊羹)だって。
蜜栗、自家製なんだ・・・獲得必至。
台風前日にさっそくいただきました・・
ごっそり入った栗の含有量に
目からそそられます。
そして
おいしい、とても。
栗は柔らかくジューシー。風味は濃いのだけれど角のとれた味。
訊けば、蜜栗は新栗の皮むきから初める。
仕込み前の茨城産の栗。茨城の栗農家によると、すでに今年は台風T5号の被害が甚大。この後どうなるか・・
え、当たり前じゃん、と思ったアナタ。
皮むきから、という菓子屋さんはごく稀であるのよ。
で。
自分で剥いて、ミョウバンなど使わずに、4日かけて蜜漬けにするのだそう。
(ミョウバン使わないから崩れちゃうし色も良くないんだけど・・)
でも、味には変えられないから、と。
ワタシはあの匂いが苦手なので、とってもうれしい。
この先も絶対に使わないでくださいねーと、リクエストしておきました
(ミョウバンを使わないお店ってワタシが記憶しているのは岬屋さんぐらいかな)。
そんなステキな栗の風味を際立たせるように、なめからに仕上げた蒸羊羹はごく控えた甘さ。
ごく微細な白双糖で炊くという小豆あんは、丁寧に渋抜きしたと思われ、甘さと香りにちょっとした個性が感じられます。
それにしても
栗と蒸羊羹の食感が揃っているところはさすが。
長年、上生菓子を調製していたことを思わせます。
台風前なので余分を買わなかったのだが
栗がおいしくてすんなりとした口あたりなので
(家族に味見もさせず)おいしくいただきました。
お赤飯がおいしい。
せいろで蒸した餅米は新潟産こがねもち“大黒”
たっぷり混ぜ込んだササゲは備中ササゲ。
やはり餅は餅屋、お赤飯は和菓子屋さんに敵わないなー。
北海道産白手亡豆
新潟コガネモチトレードマークの大黒さま
小豆の粒あん、つぶしあん、こしあんだけでなく。
白あんも白手亡から炊くという、和菓子一菓。
これからどんなお菓子が登場するか楽しみです。
和菓子 一菓Instagram★おまけの話★
海岸と2つの川に囲まれたワタシ自身はどうなることかとハラハラドキドキの12日でしたが、おかげさまで事のなきを得て、こうしてブログ更新しております。ご心配くださったみなさま、すみません。ありがとうございます。
とはいえ、全国各地で洪水などの被害が続いています。みなさまの中には被害に遭われた方、あるいは周囲に被災されたかたもいらっしゃるかもしれません。すでに災害に遭われた地域も被害が最小限で治まることを祈ります。
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posted by あんころりん at 15:56| 東京 ☀|
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