↑カレーパンの袋にはその歴史も記されている。右が『ずんだあんぱん』下町の老舗パン屋さん
『カトレア』(江東区森下1-6-10 日休 平日7〜19祭8〜18)
といえばもちろん
『元祖カレーパン』(147円)。
ちなみに、すぐ近所には
8月14日の手打ち蕎麦『京金』や
8月10日の『森下の浪花屋のたいやき』など美味しい店が100m以内という
「スーパートライアングル」です。
「カトレア」は『名花堂』の名で深川常磐町で1877年(明治10年)に創業され、
現在は4代目、
128年の歴史があります。
この
『名花堂』はあの銀座の「木村屋」などとも並び当時からの名店だったそうです。
―さて
昭和2年7月に新案登録(当時の名前は
『洋食パン』 )されて以来作り続けている
馴染み深い、揚げた
『元祖カレーパン』 。
カレーパンだけでも78年の歴史があるわけです、すごいぞ。
調べてみると、この
『カレー』&『揚げた』点が新案登録のポイントだったようです。
80年前もカレーはやはりすごい人気。
これをパンで包んで高級洋食の
『カツレツ』のように衣を付けて揚げてみた。
まさしく
『洋食パン』だったわけです。
つまり
「美味いものコラボレーション」の元祖とも言える。
しかもそのコラボのアレンジがほんとに絶妙です。
いかに
リミックス文化を誇る日本でも
これが80年近く同じテンションの人気を保つっていうのは並々ならぬ事。
次々と生まれては消えて行く
「泡沫リミックスフード」とは比べ物になりませんね。
↓クリックで拡大。のぼりと看板に『元祖カレーパン』のロゴがその理由
はやはり味でしょう。
ここ10年位は「より辛い」カレーが人気ですが
『元祖カレーパン』の方はあまり辛くない。
きちんと作った昔ながらのカレーの味です。
辛いのは別に
『辛口カレーパン』 (158円)があります。元祖は味をキープ。
「懐かしいカレー」というと
家庭のカレー、蕎麦屋のカレー、とか表現されがちですが
このカレーパンはちょっと違います。
まず市販のハ○スとかグ○コとかのカレールウの味はしません。
そもそも「懐かしいカレー」をあのインスタントカレールウの味とは私は思わないけど。
蕎麦屋さんのは鰹だしが利いているのでそれも違います。
えーと・・
・カレーパウダーと野菜(玉ねぎ)と小麦粉系の味です。
おそらくあまり昭和初期と製法的には変化してないのでは・・。
しかも
中身がたっぷりで生地が割と薄めだから結構
「ずしっ」と重い。
この辺も
絶大なる人気をキープしてる理由でしょう。
あと、皆さんやはり
『下町の老舗』って好きですよね。
私も大好きだけど、やはり培ってきたものは偉大です。
特に下町の大衆美味はお買い得だしね。
行くだけで楽しい。知る限りではこちらの製法は
「カレーには野菜たっぷりでニンジンやタマネギ、豚ひき肉が入り、
厳選した
サラダ油と綿実油をミックスした油でサッと揚げ」る。
お店でも「
モタレ感がなく、健康にも大変良い食べ物です」と謳ってます。
毎日毎日、揚げに揚げてるこのカレーパンは
1日に700個とも聞きます。
♪ま・いにち毎日僕らは・・♪揚げられてばかり、でも、
やはり
カレーパンでは歌にはなりにくい。(たいやきを引きずってる・・)
焼き上がりは朝7:00、9:00、11:00、昼3:00の4回らしいです。(お店で訊くのを忘れた)
↓クリックで拡大さて家でもいただきます。
個別に(開封した)袋に入っているのでべたつきません。
でもカリッとさせたい。
記載の「
おいしい召し上がり方」には
「電子レンジ3〜40秒後、オーブントースターで2分・・カリッと揚げ立てのように」と。私はトースターでカリッとさせてから半分に切ってみました。
中身がたっぷりと
昔のカレーらしい黄色い具材でうまそー。
カレーは奇をてらわずに裏切りのない味。
「びっくりさせるつもりはみじんもないぞ」と。
パンも
「ルーツはカツレツ」に、なるほどの揚げ方。
改めて、「さすがは『洋食パン』ハイカラな味」です。
ここまで書いてきて「あれ
『ずんだあんぱん』のレポートだったっけ?」と
そうだ、何せ「パン屋さんのあんぱん」を書かねば。
そうです
あんぱんも種類豊富です。
粒あん、こしあん、あんぱんまんあんぱん(上から読んでも山本山かい)など。
パンじゃないけど
「シベリア」もある!惹かれる〜。
今プッシュしてるのは
『深川あんぱん』という
大福豆入りデニッシュあんぱん。
でも私が最も惹かれたのは
『夏季限定ずんだあんぱん』 。
「うぐいす」じゃない
「ずんだ」しかも夏季限定!
つまり
「ずんだあん」をちゃんと生の枝豆から作ってるだろうか?すごい食べてみたい!
↑さっそく断面拝見。おーこの色は確かに他のずんだあんとは違う。
やや
薄めの緑で枝豆の粒々もいっぱい あるぞ。
あんこはやはり昔ながらの少し甘みが強めのもの。
夏季ということで特に「枝豆のあん」は傷みやすいからかもしれません。
保存料はまず使ってなさそうだし。
私は少し冷やした方がよりおいしくいただきました。。
お店はとってもきさくな雰囲気で
他にも
量り売りの小さい「ぶたまん」(中華まん、じゃないところがナイス)
やさまざまなミニ菓子パンも量り売り。
カンパーニュだってある。
いろいろ食べたいのでまた来ます。
でもこの辺はおいしいあんこものが多くて・・
どれ食べよう・・。
あー大食いチャンピオンがうらやましいなー。
posted by あんころりん at 17:39| 東京 🌁|
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パン屋さん(あんぱん)
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