あんころりんのiPhoneアプリ
「和菓子wagasi」−東京のお菓子・菓子パンを歩く

2014年09月21日

史上初のすごい!Wagashiイベント「和菓子老舗  若き匠たちの挑戦」新宿で開催中

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今回のテーマは“おはぎ”と“紅茶”。ですが垣根を越えた新作がぞろぞろ登場♪
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巌邑堂。蓬きなこのかき氷、芯にたっぷりの粒あんを忍ばせて
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田中屋せんべい総本家。超絶新作!キャラメル煎餅「まつほ」を製作中

えー、突然ですがまたまた引越しました。それはさておき。

新宿タカシマヤで開催中の「和菓子老舗 若き匠の挑戦」。
久々、テンションマックスに・・・


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posted by あんころりん at 16:52| 東京 ☀| Comment(8) | TrackBack(0) | 和菓子 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年12月01日

松島屋の栗蒸し羊かんに感激
初見は草大福,いつもの豆大福,きび大福,豆餅

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↑上:新栗蒸し羊かんからひと切れ 下:草大福のヨモギすがごすぎる

福々とした豆大福でよく知られた
高輪の餅菓子屋さん「松島屋」では
秋の間だけ作る“新栗蒸し羊かん”が
そりゃーうまいんだって・・



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posted by あんころりん at 11:47| 東京 ☀| Comment(23) | TrackBack(0) | 和菓子 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年10月17日

トリオでもちもち江戸風大福!新米だって古代米
一幸庵「腹太餅」は大福のルーツ

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↑イイ匂い、古代米でも“新米餅”こんがり焼いた赤米餅

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↑黒米餅には大納言粒あんがあふれる

腹太餅」!はらふともち!
と聞いて、じぃっとしてなんていられない
なんてったって♪
大福ルーツ、ですからね!

憧れのアイドル”にでも会い行く気分とか?・・・


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posted by あんころりん at 07:22| 東京 ☁| Comment(15) | TrackBack(0) | 和菓子 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年06月14日

つるっと冷や〜流しあんみつ粒あん仕立て
麻布昇月堂もちもち粒々すべすべ,ぜんぶ入

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↑飛び出せ!一枚流し 麻布 あんみつ羊かん!夏の青春へ

きらきらと涼しげに光る
これこそが“お菓子の宝石箱

丸ぽちゃのレポーターに申し上げます。
これ見た?

こういう涼菓が欲しかった、
求めよ、さらば・・・


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麻布昇月堂豆大福記事へはこちらをクリック
クリックして本文の続きとおいしい画像を見る
posted by あんころりん at 14:52| 東京 🌁| Comment(22) | TrackBack(1) | 和菓子 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年04月08日

つぶつぶ栗入り黒糖ようかん
さっぱりハイブリッドな名脇役

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↑切り落としが基本!のフレッシュなツブツブようかん

和菓子は好き。
・・でも羊かん最中はちょっとね
ハードル高くてね、と言う方は多いんです。

ハードル越えたい?
それならばこれでどう?

「栗入り黒糖ようかん」切り落とし・・・



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posted by あんころりん at 08:20| 東京 ☁| Comment(16) | TrackBack(0) | 和菓子 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年03月11日

おお!モンドリアン風?もちもちな苺、とか
ホワイトチョコの生ういろ「虎屋ういろ」

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↑モンドリアン的にういろでパズル。

ホワイトチョコストロベリー
王道のラブリーなコンビネーションです。

これに加えて小倉よもぎ
おまけに、とくれば・・・



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posted by あんころりん at 07:49| 東京 🌁| Comment(23) | TrackBack(2) | 和菓子 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年03月05日

小粋な「空也」の空也双紙とようかん
これが一番クールな銀座…前編

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↑「そっと」寄り添う、空也もなかと空也双紙

久々の“自て銀”。
自転車で銀座、ってことですが。

いますぐ「あれ」食べたい、という状態に陥ると決行。
今回の「あれ」はご存じ「空也」です・・



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posted by あんころりん at 17:56| 東京 ☀| Comment(27) | TrackBack(1) | 和菓子 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年02月07日

酒かすにて候 黒平糖、黒みつ生姜
小宇宙の見える?『家傳京飴 祇園小石』

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↑チョコレートとは無関係です
『黒平糖』中に大豆がごろごろ、板状のは『酒かすにて候』


読みにくいですね、タイトルの文字。
かでんきょうあめ ぎおんこいし
画像も渋い大人の色合いです。


先日もTVオンエアされていた“サロンドショコラ”の様子。
とっても高価なチョコ目当ての
たくさんの大人の女性で会場は一杯・・・



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posted by あんころりん at 19:14| 東京 🌁| Comment(23) | TrackBack(0) | 和菓子 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年01月26日

今日があなたの“モナカ記念日”
香雲堂本店の『古印最中』

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↑猫ではなく虎印の古印最中、後ろはライブの猫

和菓子好きな方でも
最中」と「煉り羊羹」は一つの「ハードル」だったりします。
君はこれを越えられるのか?
飛べ〜飛ぶのだ〜・・結構簡単ですよ。
これ”食べれば・・・・



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posted by あんころりん at 20:08| 東京 ☀| Comment(44) | TrackBack(1) | 和菓子 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年11月10日

今度の『いきなり団子』は『芋屋長兵衛』

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↑上から時計回りに。さくら、プレーン、黒糖、よもぎ、紫芋

先月の話で恐縮です。
再び「九州・沖縄物産展」です。
前回9月15日の
“熊本名物「いきなり団子」は『いきなりだご』”の『六季』とは
また別の『いきなり団子』のお店が出展してたので
とことこ、と出かけて・・・・

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posted by あんころりん at 11:54| 東京 ☀| Comment(29) | TrackBack(0) | 和菓子 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年10月24日

『栗茶巾』と『黒まんじゅう』
日本橋『ときわ木』から

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↑『栗茶巾』と黒、の焼き印『黒まんじゅう』

前回10月22日に
年3回だけの『若紫』
を紹介した
御菓子司ときわ木
(中央区日本橋1-15-4 土日祝休 9時半〜17時半)。

宣伝や広告は見かけないけれど
『生菓子(主菓子)』において、とても高い評価を得て・・・・・

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posted by あんころりん at 17:15| 東京 ☁| Comment(7) | TrackBack(0) | 和菓子 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年10月22日

日本橋『ときわ木』年3回だけの『若紫』

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↑「若紫」。芸術とよばせてくれ

知る人ぞ知る

日本橋から5分足らず、左に「たいめいけん」の看板を眺めながら
永代通りを千代田橋の方へ歩くと、
およそ予想出来ないような一角に
『ときわ木』は、ひっそりとお店を構えており・・・・・

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posted by あんころりん at 18:19| 東京 🌁| Comment(12) | TrackBack(0) | 和菓子 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年10月18日

浅草シリーズ第6弾◇
『龍昇亭西むら』の栗むし羊かんと豆大福―前編

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↑カットした一棹にびっしり栗のトッピング

どんどん延長で浅草シリーズも7回目。
まだ、あと一回ありますからよろしくね。

『栗むし羊かん』といえばもちろん雷門前の
龍昇亭西むら(台東区雷門2-18-11 火休(不定休・月3回) 9時〜20時)です。

●すごい老舗の実力派です

あまりに場所が良く、気取りがないので
「普通のおみやげ屋さん」と間違われそうですが、

実は元々「金龍山浅草寺」=観音様にお供物(上菓子)を納めている
安政元年(1854年)創業の誉れ高き、御菓子司です。
だから名前が『龍昇亭』。

(余談だけど観音様のお供物って年に五万個もあったらしい、
すごい数だ。どういう割合かは不明だけど。)

しかも、それ以前(注※)「掛茶屋」として
何と!文政12年(1829年)には
歌川(安藤)広重の雷門前に描かれているそうです。

―この絵がすごーく見たくてネット上で3時間以上探したけど、
見つけられない・・版画屋に行くか・・。
↑(こんな事ばかりしてるからなかなかアップ出来ないのよ。)

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↑クリックね、雷門前の本店、向島の地蔵坂に支店がある

現在は5代目が京都などで修行を終えた後
伝統の和菓子作りに「勤しんで」いるようです。
(だっておいしいもの。)

浅草がすごいな、と思うのは
 『龍昇亭西むら』 のような実力ある老舗銘店
何気にアーケード風に軒を連ねているところ。
本当に何気なさ過ぎて、素敵

『龍昇亭西むら』
150年!もおいしいお菓子を作り続けているのだから
今更じたばた?する事はないのでしょう。

●浅草の季節と「ピンポイント」の菓子

大人気の『栗むし羊かん』は通年菓子だけど
こだわりの和菓子屋さんですから
実はほかにも「すっごいピンポイント」
素敵な御菓子がたくさんあるのです。

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↑後編では豆大福も登場

四季折々の上生菓子はもちろん、
例えば「縁日だけのお菓子」「お酉様だけ」のお菓子など、
「浅草ならでは」の魅力的な数々のラインナップ。
もうまもなく、さすが!
『生栗むし羊かん』 (大好物!)も店頭に。

いつ頃から出ますか?と問いに
職人さんが「うーん、もう少し涼しくなってから」との答え。

はい、何月何日です、とは断言しない、
まさに肌で季節感を感じながらの和菓子作り

前回、前々回の『塩埜』『徳太楼』同様

『浅草のおいしい和菓子屋』さんは
「日常的」に「季節感」をとても大切にしている。
いつでも何でも作って消費する暮らしの中、
そんな本来当たり前のことが、普通に出来るのが素晴らしい。

簡単に売れれば何でもOK、は
「浅草手作りの和菓子」にはない言葉みたいです。

ですから、本当は11月に取り上げたかったお店です。
ちなみに
月変わりの「縁日の御菓子」
11月は『かるかんと栗むし羊かん』の二段物、だって。
そしてお酉様の日だけの「切りようかん」「切山椒」が。
やっぱりまた行こうっと。

●『栗むし羊かん』のおいしさ

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↑パックから取り出し、側面を拝見

こちらは『栗むし羊かん』の元祖と言われています。
江戸時代に初代が考案、
そのまま伝わっているというだけあって
本当においしい。しかもリーズナブル(一棹945円)。
時に名物に美味い物あり、です。

和菓子ファンはどちらかというと
「練り羊羹より蒸し羊かんを好む」と聞いたことが。
確かに、日保ちのしないその製法が
小豆のおいしさをしっかり味わえるもんね。
個人的には断然『蒸し羊かん』派です。

ちなみに蒸し羊かんの方が歴史も古く
「蒸し羊かん」だけの時代は長かった。

さてさて、名物のおいしい
『栗むし羊かん』 の材料
小豆、砂糖、小麦粉、塩 栗だけのシンプルなもの。
真空パックしてあって日持ちは4週間程度。

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↑クリックね、真空パックです

封を切ったらさっさといただきましょうね、
栗は足が早い、ですから。
しかもここのは羊かんも栗も甘みがさっぱりして
柔らかい。

とにかく「」の風味と甘み加減、ボリューム、
蒸し羊かん」の風味と甘さ、
それぞれのバランスがとてもよく
栗の甘露煮にありがちな「えぐみ」もなく
味そのものも良い。
一棹280グラム
このクオリティでこの値段ってほんとにすごい。
真空パックがこの際ありがたいです。

「栗」のバランスがじつに調度良いかんじで
おいしく残さずいただける。

甘露煮が大好物でないだけに逆にジャッジが厳しいのよ、
偉そうだけど。
和菓子ってバランスは重要ですね。

●栗と羊かんのバランスの実証?


個人的な印象をちょっと「語っちゃう」と
(えへへ)
最近いろいろ食べた「栗むし羊かん」で感じた
おいしさのポイントは
栗の甘みの方が控えめなところ。
多分
「栗の甘さが羊かんより甘くない」のが
おいしい「栗むし羊かん」に共通する秘訣みたい。

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↑空飛ぶ『栗むし羊かん』・・

9月18日号の
自家製『ごろごろ生栗の蒸し羊羹』
と同じこしあんで
今度は市販の甘露煮の「密切りした栗」で
同様に「栗むし羊羹」を作ったけど
あれ?でした。
生の茹で栗のが好きだ・・。

興味がわいたので
糖度計で五種類の栗むし羊かんの
「糖度」を計測してみました。

今回エントリーの「栗むし羊かん」さんは

NO.1 「龍昇亭西むらさん」くり。
NO.2 茶菓子の銘店「ときわ木さん」くり(10月22日掲載)。
NO.3 あんころりん製「甘露煮の栗むし羊かん」くり。
NO.4 「最短ご近所和菓子屋さん」くり。
NO.5 「山崎製パン・旬の味」くり。
です。

素人が計測しているので
まあいい加減なんだけど。
自分で納得してるだけですから。
・・・・
と、この先まだ長くなるので
続きは次回(明日予定)です、すみません。
―『豆大福』もうまいよっ。

注※)掛茶屋とは、道端、路傍、社寺の境内などに葭簀(よしず)を掛けて造った茶屋。
腰掛茶屋。江戸時代にこの辺りは「茶屋町」=茶店が立ち並んでいたそうだ。
posted by あんころりん at 16:20| 東京 ☔| Comment(10) | TrackBack(2) | 和菓子 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年10月10日

浅草シリーズ第三弾◇『徳太楼』まずは名物『きんつば』から

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↑モアイ像ではない。東京の空の下の「きんつば」

浅草シリーズの4回目は
『徳太楼』 (台東区浅草3丁目36-2 日休 10時〜19時)。

浅草の「表の仲見世」とは雰囲気の異なる
観音様の裏
大好きなお散歩コースのこの辺りは、
「裏道的」本格派のおいしい甘味の店もたくさんある料亭街。

『徳太楼』の風情あるの店構えにも、
かつてこの辺りは花街だったことが伺えます。

●現代的な『きんつば』のおいしさ

ご存じ『徳太楼』と言えば『きんつば』 。
と言うくらい
ここの『きんつば』 (126円)は人気もの。

ガイド本
には「1日に5〜600個」とも。

人気の秘訣はその「食べやすさ」でしょうか。

東京には「きんつば名物」のお店はたくさんあって
それぞれのおいしさがあります。

『徳太楼』のおいしさは
さっぱりした食べやすさにある、と思います。

特に「小豆」そのもののおいしさを楽しむために
「甘みを感じさせるぎりぎり」まで
甘さを抑えて、なお満足感がのあるおいしい「甘味」。
抑制の『頂点』みたいなものを感じます。

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↑クリックね、江戸風の植え込みと店構えに花街の匂い?

明治36年創業の老舗ながら
とても「現代的な味わいの和菓子」です。
創業当時と変わらぬ味、だそうで
本当に「江戸菓子」ってソフィスティケイトされている。

小振りで
皮が比較的しっかりある方ですが
その小麦粉の焼き目のうまさも同時に楽しめるところが
『徳太楼』の『きんつば』の魅力、と言う気がします。
早い話、
「たくさん食べられる」んですよね、ここのって。

●『徳太楼のきんつば』の特徴と材料(比較編)

以前紹介した一元屋よりさらに小振り。

「一元屋」さんも
かなり小振りで密度の濃い(48g)きんつばですが
今回『徳太楼』は3個の平均体重が41g
(ちなみに「山崎製パン」84円のきんつばは90gだった)

―ちょっと比べてみると
『一元屋』のは皮が透けてるようなしっとりした焼き目。
並びに「あん」の材料は“大納言小豆と氷砂糖、寒天、塩”です。

aloha 186 (2).jpg
↑クリックね、これは「一元屋」のきんつば

『徳太楼』は見た感じにも「皮」が完全に全体を覆っています。
しかし皮から中の小豆の色が透けて
スモーキーで柔らかな洒落た色合いです。

「あん」を四角く形にして
小麦粉を溶いたものをつけ、
手焼きでそれぞれ全六面を焼き上がるわけだから
・・うーん、時間かかりそう。
それでこの色合いが出るのね。

銅板で焼くというこの皮のおいしさと
中のさっぱりした小豆あんが相まって
「ぱくぱく」と何個でもいただけそうです。
(・・実際2個は軽かった。)

さっぱりとした『徳太楼』
「小豆あん」の材料は“小豆、砂糖、水飴、寒天、塩”。

きんつばの場合は
あんの材料に寒天を使うのも
余計さっくりした「小豆の固まり」への道かも。

あんに寒天や水飴など使うのも、
ポジティブな使い方と技術で
より、おいしい小豆のお菓子になるんですね。


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↑「徳太楼」のきんつばの断面。小豆あんの色もきれい。

●吉原の花柳界と『きんつば』の由来
現在の江戸風の『きんつば』には
さまざまな由来があります。
どれもすごく興味深いけれど
説得力あるな、と思ったものを貼り合わせると。

―京都で流行した
楕円形つば型の餡入り焼き餅(うるち米粉)が『銀つば』。
江戸の享保年間に江戸に伝わり、小麦粉の薄い皮の『金つば』に。

さて
なぜ銀から金へ?こんな話があります、
『ある大名が金無垢の刀つばを注文。
悪知恵の働くつば師は「周りだけ金で中は鉛」のつばを納めた、
けど、結局ばれて打ち首に』

これが
「うす〜い皮で「あんこ」がはみ出さないように包んで焼く菓子」
『金つば』が売り出されたきっかけ―
だって。

いかにも軽やかでしたたかな江戸町人文化らしいお話。
しかも製法にも則っているし。
この話がいいな。どう?

文化年間に
日本橋付近の屋台で最初に売り始めたのが
現在の『榮太楼』の前身
続いて、吉原の土手には「おかめきんつば」という店が
「土手のきんつば」は歌にもなるほど遊女に大人気に。

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↑クリックね、「四角いきんつば」
江戸幕末の頃の名前は『みめより』


幕末には浅草の馬道(徳太楼のすぐそばの道)では楕円ではない、
四角い『みめより(見目より心の意)』が売り出され大流行。
歌川広重の超ユニーク!な錦絵にも登場。
現在では「四角いきんつば」がポピュラーになりましたとさ。

『徳太楼』もやはり花柳界で人気のあったきんつばを
屋台で吉原へ売りに行った、という話は
ガイド本
にも。

●「きんつば」以外のすごい菓子たちきんつばが有名過ぎるせいか
徳太楼がとてもクオリティの高い和菓子店という事を、
知らない方もいるでしょう。
売り切れだった栗蒸しようかんやどら焼き、お赤飯
そして10〜5月には豆大福も
(これは「thetaな生活・・」のthetaさん に教えてもらった)
ばかりではなく「月2回だけの」うま〜い大福があるのだ!

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↑クリックしても大きくなりません、悪しからず。

というわけでここで次回予告しちゃいますが
浅草シリーズ第4弾は
『徳太楼』の特別な『大福』の予定です。
うまいっすよ。
posted by あんころりん at 18:34| 東京 🌁| Comment(10) | TrackBack(2) | 和菓子 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年09月28日

『萩乃菓子司』のお萩、蒸し羊羹、草大福、どら焼き・・・

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↑どれも小ぶりで美味。草大福でも直径5cmに満たない。

『萩乃菓子司』 (渋谷区恵比寿西2−20−6 日祝休(多分)11時位〜)
代官山から恵比寿へ抜ける途中、
まるでエアポケットのような片隅にひっそりと佇んでいます。

これがファッションや雑貨のセレクトショップや
イタリアンレストランなら
メディアもこぞって取材しそうなロケーション。

でも完全にご近所系、町の小さな和菓子屋さん
目に留める人も多くはありません。

70を越えたご主人は
和菓子の道に入って60数年

お店を始めたのは44年ぐらい前かな、とおっしゃいます。

以前この近所の事務所に通っていた時と比べても
ここだけは様子もあまり変わらない、
隣が洋服屋になっているけど。

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↑クリックね、見過ごしそうなひっそりとした小さなお店

その頃に羊羹をいただいて「おいしいな」と思ったけれど
いつでも立ち寄れる気がして
何年も経ってしまった。

「あんころりんのおすすめ」にある
『和菓子で楽しむ東京散歩 』 。 
ここでで安井健治さんも取り上げています。

ベテランのご主人がお一人
こつこつと作ってらっしゃる事を改めて知り
『早く自転車で行って、もう一回お菓子全部食べたい』と。

涼しくなったので早速出かけると、
ちょうど『おはぎ』が勢ぞろい。

ごま、きなこ、粒とこしあん

とてもきれいに調った小粒の『おはぎ』が4種類並んでいます。

和菓子職人がていねいに作った
端正で美しい『おはぎ』
普段は手の出ない
『こしあんおはぎ』にも強く惹かれます。

もちろん粒あんもきれいで、しかもすごく美味しいそうです。

美味しい和菓子って外見にも表れる、と思います。

一、素朴で無骨でもそそられるもの、
二、きれいだが、惹かれないもの、
三、端正でしかも魅力的な、
手をのばして食べたくなるもの・・。


個人的嗜好だけど

三、の和菓子って案外少ないです
皆さんどうでしょう?

敬愛するイラストレーター、
湯村輝彦さん提唱?の
「へたウマ、ウマへた、うまウマ」(へたへた、は論外)論。

『萩乃菓子司』『おはぎ』
まさしく「三」=うまウマ、のタイプ。
・・すごい表現ですが

迷って他の菓子が「こしあん」なので「粒」を選択
(お萩はその日のうちにいただかなくては・・。)

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↑「草大福」の餅の均一感、「おはぎ」の米粒の美しさ、
「ねりきり」の見事な断面。


そして嬉しいことに今は栗なしの『蒸しようかん』 (120円)がある。

ご主人は季節を感じながら お菓子作りしてるので
「もう少ししたら栗をここに乗せるけど
少し値段もねぇ(高く)」と

美味しい季節ものを作りたいけど
ほんの少し高くなるのが申し訳ない、といった様子。
『蒸しようかん』こしあんの美味しさに溢れた
さっぱりした食感。いくらでもいただけそう。

こちらの「栗蒸し羊羹」なら食べたーい。

aa 419.jpg
↑「どら焼」と「おはぎ」、「草大福」のあん、糖度は異なる

以前あった『豆大福』は?と尋ねると
もう少し寒くなったらね、 「明日あたりから作るかな」
と実に優しそうにおっしゃいます。

一言二言お話するだけで
お店に並ぶお菓子の優しさも伝わってきます。

しかしながら『草大福』 (130円)の
その香りの高さには大人の餅菓子の感。

元々の草大福が
「香りを楽しむ」餅菓子だったことを教えてくれます
こしあんもべたつかない後を引く味。

粒あんでもいただきたいうまい餅で
均一に薄いがこしがしっかりあり満足感。
『豆大福』が待ち遠しいな。

小ぶりな『どら焼』 (120円)は皮の焼き目が香ばしい。
どら焼き用に作られた
濃度ある小豆の粒あんとのバランスも良く
思いがけず、 「ぱくつける」うまさ。

特に皮が和菓子屋さんらしい、
しっかりした食感ですごく好き。
大きさも「粒あん」の糖度(Brix約71%)に合わせて
小さめが嬉しい。

aa.jpg
↑ご主人は「白衣」着ていないからというので
ケースを撮ったがぼけ〜。


レトロな雰囲気の「薔薇」の『ねりきり』 (200円)は
練り切り生地とこしあん がどちらもフレッシュで
煎茶で充分おいしくいただけるさっぱりしたお味。

上生菓子は苦手、という人にも食べていただきたい
優しい「ねりきり」です。

ご主人は
「あまり凝った形だと売れないねえ」、
本当は素晴らしい技をお持ちだけど、
お客さんが好きなら薔薇にしようかな、
という口ぶりでした。

四種のおはぎ、草大福、 蒸し羊羹、どら焼き、ねりきり
これだけの絞り込まれたお菓子はもちろん全て
最初から仕上げまで
ご主人の手によるものです。

和菓子屋は簡単ではないから
新しいお店はなかなか出来ないよ、
という言葉に

どうか永くご健在で
優しくて温かい味わいの和菓子
作っていただきたい、と心から思うのです。



※糖度計は「ATAGO.PocketPAL-2」使用。
何せ素人が使っているのであくまでも目安。
同条件にて「おはぎ粒あん」はBrix約55.3%、
「雪印コンデンスミルク」はBrix約69.8%でした。

posted by あんころりん at 18:51| 東京 ☁| Comment(10) | TrackBack(1) | 和菓子 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年09月25日

『金龍山浅草餅本舗』の『切山椒』

aa 324.jpg
↑『切山椒』は四色のしん粉餅

秋のお彼岸です。
今年は雨の中のお参りでした。

母方の菩提寺が浅草の寺町なので、
お盆やお彼岸、お酉さまには子供の頃から
さまざまな下町のお菓子が土産に。

毎回、包みに飛びついて開けるのが楽しみ。
未だにその辺は成長していません。
今秋も先に母がお参りを済ませて
「大好物」の包みを下げて来たので飛びつきました。

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↑これで一包み600円


『金龍山』こと『金龍山浅草餅本舗』(台東区浅草2の3の1 水休 9時〜17時半 )の 
『切山椒』
 


上新粉に上白糖を入れて練り上げてふかし
そこに粉山椒入れて搗いた「しん粉餅」です。
しろ、薄紅、鶯、茶の四色の拍子木型で
下町らしい、さっぱりとした味わい。

◇「座敷より茶の間が好きや切山椒」  池内たけし
 なんて言い得て妙。
「そうそう」ってかんじ。

こればかりは食紅でも
とにかく色がないとうまくない。見た目が味のうち。
なお、茶は黒砂糖の色とも聞きます。
 ―ふと思うと、「小豆あんの入らない和菓子
のなかで最も好きなお菓子かも。

とにかく「山椒の香り」と歯ごたえも良くうまい。

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↑賞味期限は2日です

現在では「通年菓子」ですが、
元々は年の瀬を告げる「酉の市」に出る
正月用の餅菓子
先に挙げたように「俳句」の旬材にも。

東北の地方では年末になると
あちこちで「切山椒」作ったりするみたい、
いいな。

「山椒」は日本でも最古の香辛料だそうで
しかも実から木の幹からすべて
「捨てるところのない益のある縁起物」。
(「すりこぎ」なんかにも使いますね。)

そこで、お菓子にも用いて
境内などの市でみやげとして人気に。

さて
『金龍山浅草餅本舗』 
は何と!330年続く、浅草仲見世でも最も歴史あるお店。

「伝法院正門前」に店を出したのが延宝3年(1675年)、
現在も11代目のご主人がお菓子作り。
90歳を越える!元気なお母さんもお店にいらっしゃいます。

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↑今回は16本でした。重さで一包みが決まる

我が家は『切山椒』 (きりざんしょ、と読んでね)
といえば『金龍山』が定番。(一包み600円)
他店にもいろいろあるけど
スーパー物か
ここしか知らないので比較できない、悪しからず。
今度他のも試さねば。


さて「金龍山」の名を許された店はここだけ。
歴史ある店には当然、お話もある。

店のHPには「上野輪王寺の宮様」 、
あるいは浅草の歴史資料では複数が
1718年(享保3年)
「浅草境内老舗の餅屋に、伝法院僧正、浅草餅の名を与える
とあるけど。
とにかく江戸時代に偉い人がうまさを認めて名を与えた。

とりあえず、
店名にもある『浅草餅』
享保の頃に
上野輪王寺の宮様(寛永寺の門主で皇族の宮))の
気に入って「金龍山浅草餅」の一筆を賜った唯一の店に。

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↑これは浅草でも『亀十』の揚げまんじゅう


何で上野寛永寺が?と思うけど
まあいろいろあって江戸時代は浅草寺は支配下に。
とにかく絶大な権力があったから
この宮様のOKは強力ななお墨付き。

『浅草餅』(750円〜)はこしあんでくるんだ餅菓子。
もちろん今もいただける(未食ですが)。

余談ですが、この宮さまは 「あんこ好き」だったみたいで
かの「こごめ大福」も名を賜ってる。
あんこ好きな、えらーい「宮様」
・・親近感が湧くなー。

またまた横道へ・・すみません。


今回は16本の『切山椒』が一包み(重さです。)
材料は上新粉、砂糖、粉山椒、色粉(食紅)だけの
「すあま」の食感が近い簡素なうるち米粉の餅菓子です。
『金龍山』
現在の人気商品『揚げまんぢゅう』 (6個790円)と共に
昭和33年(1958年)に売り出されました。

茶菓子とは異なり
祭りや市で出てきた江戸風菓子
炬燵=おこたで食べたいおみやげです。
―関西ではポピュラーなんでしょうか?

次はお酉様ですねー。

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↑亀十のお萩と揚げまんじゅう

・・ところで今回もうひとつのお土産は
何故か「亀十」」の『揚げまんじゅう』(158円)と
『お萩』(189円)でした。


posted by あんころりん at 17:41| 東京 ☁| Comment(10) | TrackBack(3) | 和菓子 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年09月21日

谷中で香りの和菓子、『喜久月』と『谷中岡埜栄泉』−前編

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↑上から「水ようかん」「ゆず餅」「あを梅」

7月24日の入魂の豆大福『谷中岡埜栄泉』
でも紹介した
上野桜木、谷中はお気に入りの散歩コース。
上野から美術館を抜けてきたり、谷中銀座から霊園を通って
根津へ、と楽しくてしかも「おいしい」スポットです。

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↑クリックね、こちらは「谷中岡埜栄泉」

趣のあるこの辺りは不思議なくらい
ピンポイントに和洋中の甘味などの銘店
集中しています。

先に挙げた
お気に入りの『谷中岡埜永泉』を筆頭に
個人的に唯一好む某パティスリーや
「カヤバ珈琲」、「愛玉子」などなど。

和菓子屋さんも数多く、毎回全部は買いきれないのが残念です。

そして岡埜についで購入頻度が高いのが
桜木通りの『喜久月』(台東区谷中6-1-3 火休9時〜18時)
です。


川端康成や朝倉文夫(朝倉彫塑館の)
そして「中村汀女」などの
ひいきの店としてもよく知られるように、

大正6年創業だから すでに90年
谷中で丁寧な菓子を作り続けている、
風情ある佇まいの和菓子屋さんです。

こちらの
二代目のご主人は「名人」の誉れも高い。
まるで役者か落語家のような
「粋」で洒脱な様子の和服姿の素敵な方です。

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↑クリックね、こちらの店内では抹茶などもいただける

HPだの説明書などの類はないし
直接話しを伺ったわけではないので
あちこちの情報の抜書きですが、

―ご主人は
かつて「日本中のむかしの和菓子」をすべて試作、
「作れない和菓子はない」といわれるほど。

『伝統工芸職人』の指定も受けて
東京の和菓子職人の範、と呼ばれているとか。

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↑クリックね、こちらがお店、
昔ながらの「がらり」の引き戸


祖父から厳しく仕込まれた和菓子作りには
生粋の職人の技と感覚が生きている―

と、まあ江戸っ子ならずとも
一度はご賞味の価値ありです。

『喜久月』で
よく知られるのはまず人気の『あを梅』 (126円)
そして『ゆず餅』 (126円)です。

さらに、季節感豊かな菓子は
冬の「金柑」の砂糖煮もあれば

中村汀女も俳句にも詠んだ
福寿草菓子も目出度き名に届く
正月の「昆布巻き」など

ほかにはない
生菓子類も素晴らしいものが数々あります。

そして『干菓子』は美しさだけでなく
「干菓子もおいしいものなのだ」と
再認識出来ます。

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↑夏の干菓子(各63円)「鮎」の中にはほろ酸っぱい「錦玉入り」
「水」の砂糖菓子もおいしくて嬉しい


『ゆず餅』に用いるのは
埼玉は越生産の旬の柚子。
皮だけを使い1年分をまとめて砂糖漬け に
(その数1300個だって!)したものが
きれいに薄く練り込まれています

ここで、ふと何かに似てる、と。
そうだ、オレンジピール
個人的に大好物。

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↑クリックね、これは我が家の庭からの「夏みかんピール」

オレンジピールは庭の夏みかんで手作りして
天然酵母の自家製のパンにどっさりいれて焼くほど。
5月3日「オレンジピールとクランベリーのパン」
5月22日「自家製オレンジピール」参照)

そうか「柚子ピール」の和菓子なんだ。

そして
お餅は寒晒白玉粉(もち米からつくり、
厳冬期に清水に繰り返し晒して作る)に
糖分(種類は不明)を加えて
入念に練り上げて います。

求肥風で日持ちも4〜5日大丈夫。

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↑一つずつ『和紙』でくるまれたゆず餅とあを梅
「紙」のテープで留めてある


・・じつのところ
柚子のお菓子は敬遠してました。
おまけに求肥も・・。

柚子は好きだが
今までおいしい「柚子菓子」っていただいたことがない。

その上、以前から
「甘い餅」が好きではない
―あんみつの中の求肥とか
「何でこんなにまずい餅いれるの?」でした―
(でも求肥は自分で作ると「おいしい」)

しかしながら
『喜久月』のは香りが良く
甘さが控えてあり「食べられる」。
 でもね「食べられる」程度じゃお菓子の意味なし。

そこで、あんころりん的「邪道な食作法」 。

日持ちするのをいいことに?
密封容器に入れて3日間冷蔵庫へ。
水分が飛んでやや硬く冷えたものを
スライスしていただく。

「餅」が落ち着き
柚子の香りと餅の練られた食感

ひんやりと硬めでもおいしい。

これは絶対ご主人には言えないですね。
追い返されそう。

皆さんは普通にお召し上がり下さい。
柔らかいの好きなら美味しいはず。
でも実際、
少し置いて締まった餅を好む方もいます。

ここまでで充分長すぎるので
続きは次回(明日)に


posted by あんころりん at 08:06| 東京 🌁| Comment(4) | TrackBack(1) | 和菓子 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年09月15日

熊本名物「いきなり団子」は『いきなりだご』

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↑「熊本六季」の『いきなりだご』はてづくりの大らかさ

「いきなり団子」は熊本の庶民的なお菓子。

「いきなりや わたなべ」の『いきなりだんご』
などが
良く知られています。
私も以前こちらのをいただいて「貰い物の冷凍品」にも関わらず
とってもおいしかったので
機会があれば出来たてを食したい、
と思っていました。

「いきなり団子」とは
小麦粉やもち粉、米粉などの皮
粒あんと生のさつま芋(カラ芋)を包んで蒸したもの。
芋を生のまま(生成り)包む、
またすぐ出来る、という辺りから「いきなり」の名があるようです。
殿様云々のありがちな言い伝えも。

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↑クッリクね、生のさつま芋にあんを乗せて皮で包んで蒸す
これは紫いもの餡


以前、食べた『いきなりやわたなべ』のは「小豆粒あん」のものと
「白いんげんあん」の『白いきなり団子』←登録商標だって。
皮は小麦粉で完全に中身をくるんだ大きな「まんじゅう状」で一個80円!

ここへきて
やっと九州展に『いきなりだご』の文字発見。
でも「いきなりや」ではなく『熊本六季』とある。
やはり めっちゃくちゃ忙しくててんてこまい、の噂を聞く
「いきなりやわたなべ」は簡単には(多分永久に)
東京には来ないでしょう。

さっさとあきらめて新規開拓に出かけました。

『熊本六季』(熊本県四方季町448-21)は
本店販売が(ほとんど)ない(店舗がそもそもあるのか?)。

「九州特産物協議会」(九州の特産物の物産展などを開催する)の会員で
各デパートの「九州展」などでたびたび出店しています。
HPもないし『いきなりだご』の通販もなし。(芋のみ通販可)
いうなれば『物産展菓子』。

『物産展菓子』は結構あります。
デパートも各地の「何とか展」を年がら年中、開催するのには
すべてのお店と直接交渉するのは大変。
バラエティに富んだ数多くの店舗数を揃えるのには
各地を取りまとめている組織にある程度はまかすのでしょう。

そう考えると神社の縁日みたいです。
お祭り感覚で皆さんも楽しむでしょ、物産展。

もちろん、このお店は何?というところでも
美味しい可能性があります。

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↑クリックね、出来たての熱々です。左端は「栗だご」

『熊本六季』にも期待です。

あらためて
『いきなり団子』は熊本では誰もが知っている、
家庭でも簡単に手作りするような素朴なおやつらしい。
「いきなり団子汁」という郷土料理もあります。(粒あんは入らない)

お店もたくさんあって
それぞれ自分の好きな「いきなりだんご屋」があるみたい。
地元のほんとにご近所的なお店がいろいろ。
「いろは」とか「ケイマート」、「下山食品」・・
ご近所菓子好きとしてはメディア(やネット)に出ない
そういうの見てみたいです。ご存知の方いますか?

すると『いきなり団子』って
多分、東京の「おはぎ」的存在なのかな?
豆大福は家庭で作らないし。

最近は楽天やyahooでもいろいろ出てます。

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↑左が「栗だご」紫いもあんが鮮やか、右が『いきなりだご』の断面

ルックス的には
画像のように
「だんご」というより「まんじゅう」仕様。 サツマイモの産地なのでそれを腹もちの良いおやつに仕上げた
「田舎まんじゅう」のお芋版でしょうか。
家庭ではあんを入れずに芋の甘みだけを生かして作ることも
手作りおやつ・いきなりだんご参照)あるみたい。

それからお子さんいる方はご存知?の
アニメケロロ軍曹第45話にも登場して
局部的に話題だったらしい。

ドラえもんの「どら焼き」といい、「アンパンマン」あんぱんといい
アニメの力ははおそるべし。
これからお菓子のプロモしたい時はアニメだ。
・・どうも横道にそれます。

さて『熊本六季のいきなりだご』
最終日ということもあり、やはり列が。

頑張ってどんどん作っているけど
蒸す時間は短縮できない。
高まる期待に20分待ちで購入。

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↑蒸し上がった「栗だご」

小豆粒あんの『いきなりだご』(105円)と紫芋あんの『栗だご』(153円)、
他にも『甘酒まんじゅう』粒あん(147円)と『よもぎ切り餅』(147円)を購入。

『六季』の皮は小麦粉でなく「もち粉」を使用。
冷めても固くならない、が売りなのは「もち粉」だからでしょう。
求肥とかに使う粉ですから、固くなり難いはず。
「もち粉」もいろいろで
でんぷん、やうるち米を入れた物があるけどその辺は不明。

蒸しあがった熱々を冷ます間もなく
ラップで包み包装。

これはどう考えても家で開けると
蒸し立て、とは違うルックスになる。
そのまま屋上へ出て即、撮影。

ここのは
完全包囲スタイルではなく
カラ芋(さつま芋)がおおらかにはみ出しているタイプ
さっそくかじるとかなりの「お芋度」。
ほくほくして完全に「芋中心」のいきなり団子です。
でも、芋うまい

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↑クリックね。いきなりだご、は蒸したてをラップ。
左下は甘酒まんじゅう(紅)とよもぎ切り餅(緑)


以前食べた「いきなりや」のものが皮とあんと芋が渾然一体の趣ならば
微妙に異なる『六季』のものはお芋のクオリティで味が決まりそう。
皮は粘りのあるもっちり系です。
粒あんはまあ味付け的な役割か。
でも芋うまいです。
芋菓子好きなら大満足、お腹一杯になるし。

―『栗だご』は紫いもあんに栗の甘露煮が乗ってる。
しかし、これで1.5倍の値段なの?色きれいだが。

ともあれ
初めて「いきなり団子」を食べた周囲数名は
とても感激してました。

おいしいお芋が手に入ったら手作りしてみるのも楽しそう。
やはり「おはぎ」的なおいしいローカル菓子です。







posted by あんころりん at 19:37| 東京 ☁| Comment(24) | TrackBack(3) | 和菓子 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年09月13日

『亀泉堂』再び―『四ツ折最中』と『カステラ』

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↑左から、四ツ折最中、水ようかん、新いもの芋羊かん、むし金つば

ひさびさに原点?に帰り
「近所の和菓子屋さん」です。

『亀泉堂』 (世田谷区北沢5−36−9)は
6月6日の「グッドルッキングなお店達」」シリーズでも紹介した
ご近所のなかでも大好きな古い和菓子屋さんです。

定休日はないので「きままにやって」いるとは奥様のお話。
―でも9月はお休みなし。
営業時間も「だいたい8時から9時ごろ」とおおらか。

でも『芋羊羹』などは10時過ぎが無難です。
この説明だけでも「ゆたかなる時間」を共有できそうなお店です。

こちらは(記憶をたどると)
昭和30年ごろにはあったように聞きます、
ご主人に確認してないが。

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↑クリックね

お店を見るとその佇まいに「もっと古いかも」
と思わせる素敵なオーラがありますけれど。

前回、当サイトで紹介した際に
”大人のレイドバックなサイト”((と、勝手によんでる)
素敵なセンスの『Cherubim weblog』
Cherubimさん
この超マニアック?なお店を紹介している事を教えていただきチェック。

そちらで
以前から気になっている『カステラ』も素朴でよい!と確認、
加えて『四ツ折最中』も次はぜひ!味わいたかったので
涼しくなったら行こう、と思っておりました。

涼しい筈がすごい暑い日中でしたが、
2ヶ月ぶりに伺っても
やはりその静かな佇まい は変わっていないので
ほっと嬉しくなります。
だから ご近所系の和菓子屋さんは好きでたまりません。

さて
ご主人も「和菓子屋のカステラはおいしいんだ、色は悪いけど」と
自信作のようです。
見るからに素朴な色合いに
始めて見た時から
「おいしそうー」と惹かれてました。

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↑素朴な色合いに惹かれる「和菓子屋のカステラ」

『和菓子屋カステラ』玉子をたっぷり使うので
「おしいい」のだそうです。

個人的には
一般的なあの「しっとりと甘い濃厚なカステラ」は
あまりいただかないので・・嬉しい。

手作りの「和菓子屋」さんの長崎カステラは一本1,200円ですが、
すこしづつ小分けの切り売りは260円からあります。
これもご近所的でうれしい
今回は400円バージョンを購入。

はちみつ入り、とあります。
でも文明堂の色とは大分違うな。

『どら焼き』が以前食して美味しかったので期待は大。

『水ようかん』(110円) 『むし金つば』(120円)を注文、
そして
まさしく「看板」菓子の『芋羊かん』(120円)は
嬉しいことに「新いも」!の文字。

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↑クリックね、「看板」菓子の芋羊かん


亀泉堂のものは お芋の粒々
あえて残してあるのが良いんです。
見るからにお芋のお菓子らしくておいしいそう。
来ると必ず買ってしまう。

次に
今回の私的メインは『四ツ折最中』(小倉あん)(140円)です。
とにかく惹かれるルックスと名前です。
こちらは個別に手作り感のあるパッケージ入りです、
全然素っ気無いけど。

最後にご主人が
添加物は使ってないから、気をつけて、と一言。

持ち帰って
早速、まずは『カステラ』を。
家族は分厚く切ったものを
「おいしい」と定番の牛乳、でぱくついている。
カステラ特有のナイフにべったり蜜がつくことはないです。

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↑クリックね、しっとりしない「カステラ」は
ファンが多いのです



確かにおやつに良い「ぱくつける」味わい。
わりとドライな食感で玉子の香りがする。

普通の「長崎カステラ」水飴と砂糖を使うようだけど、
亀泉堂のは砂糖だけなのか?わかんないけど。

ちなみに「水飴」は砂糖と材料が違います
(普通はでんぷん、上物はもち米などから作る)

普通のカステラと比べると
バタークッキーとタマゴボーロくらいの差がある?
牛乳もむろん良いが、緑茶にもあうし
あの『シベリアケーキ』にも
『カステラアイスサンド』にも良さそうです。

昔風の晒しすぎない黒っぽい色合いの『水ようかん』
しっかり
こしあん」と寒天のコラボレーションの楽しめる食感で
あんの味もすごく好み、冷やすと味がぐっと引き立つ。
もう一つ買えば良かった・・。

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↑クリックね、むし金つばも「あん」がうまい

『むし金つば』小豆粒あんがかなりうまい
あんこがおいしいのだ、ここは。
ダイレクトに粒あんが味わえるものを考えたら
今までいただいてなかったわ、うかつ。

食べすぐないように半分だけ、と思ったけど
結局完食

こうなると『四ツ折最中』がすぐ食べたい、
・・ので食べました、続けてだけど。

比較的、最近「もなか」に目覚めた「もなかビギナー」。
そのせいか
割とどこでも「もなか」を一個は購入するけど、
なかなか「すっごいおいしい、もう一つ」
というものには出会えません。

が、ありました。
「これだ、この粒あんの味」と。
『四ツ折最中』
「粒々小倉あん」のねっとり感がほどほどで、
さっくりした皮にぴったり。

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↑小倉あんの小豆粒が残り最中としては「てり」も少なめ

一個で「もういらない」という濃厚タイプではないので、
和菓子ファンにはとてもありがたい。
「またすぐ食べたくなる」味わいです。

いうまでもなく『芋羊かん』
(家族と取り合いで→一個しか買わなかった)
おいしくいただきました。

しかしこのお手頃なご近所価格
こんなに「ぱくつけちゃう」なんて。

本当に尊敬すべきは「近所の和菓子屋さん」です。

小さな川のそばの小さなのんびりした「北五商店街」
『亀泉堂』さん。

『小津映画』の佐田啓二が
下駄履き姿で「カステラ」なんか買っているのが
似合いそうな、

そんな不思議な佇まいの「和菓子屋さん」です。

おいしいし。
posted by あんころりん at 18:59| 東京 ☁| Comment(3) | TrackBack(2) | 和菓子 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年09月05日

菓匠 若松園義正の『名水水ようかん』は裏銘品

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私事ながらソバリエレポートの締め切りも近く
ついそちらにかかりきり。
さっさと記事にしたい和菓子が溜まってしまっています。

こちらの『水ようかん』も夏らしいお菓子なので
8月中に書くべきだった。
しかも8月末には立川に出店してたのに・・・。

・・と、後悔先に立たずだけど、まだ残暑感強いし
この先もあちこち出店するようなので。
(9月からはもう一つの名物「栗おはぎ」や「栗蒸し羊羹」も・・)


「水ようかん」が心から好きになった

我が最重要!和菓子のひとつ

『若松園義正の名水水ようかん』(777円)。

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↑こしあんの色がきれい。このクオリティで400gで777円が嬉しさ倍増

『菓匠 若松園義正』
(新潟県見附市明晶町2060ー19)には
3〜4年前に新宿タカシマヤに出店している際に
偶然出会いました。

かなり地味にワゴンで試食を出してたんですが、
一目見て、生まれて初めて
「うわ、これ試食しないと!」

と自ら近寄って楊子をつまんだ和菓子です。

そのときの衝撃はかなりのもので
通常、はじめての店ではあれこれ買わないんだけど
出ていた三品の『名水水ようかん』(400g)と『水小豆』(441円)
『名水竹筒水ようかんのこしあん』(18cm(70g)462円)すべて購入。


えらく感激してる様子が販売の女性にも伝わったのか
「良かったらこちら一本」
竹筒ようかんの抹茶を一本丸々、試食用にといただきました。

若松園義正のものをいただいて
『水ようかん』は「水を食べるもの」である、と
認識したのです。

ふるふるではないのですが
瑞々しい
かなり甘さが控えてあり
よく冷やして、口に入れると「するり」と
こしあんならではの「のど越し」
水の美味さ を実感できます。

「のど越し」の良さを感じられる和菓子って滅多にないです。

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↑冷やしてさじですくえば、瑞々しくさらりとした『水の味わい』

あまりのおいしさに
新潟だから水もいいんでしょうね〜」と何気に尋ねたら
販売の方も何気に「名水百選みたいですよ〜」。

えっ。
驚いて調べてみたら凄いのが出てきた

・・水が良いはずです。
新潟県栃尾市の天然記念物!『杜々(とど)の森』
全国名水百選『杜々の森湧水』
を使用しているそうです。

HPで見ても奥深い森の中の岩清水という風情。

日本酒好きの方には「越の景虎」と同じ名水
というと判りやすいかも。

現在、心配なのは「「杜々の森公園」も震災の被害

受けているようなのです。
(食べ物に繋がらないと心配しないのか!まったく)

―こうしてみると私達の好きな
美味しい和菓子たちは地産地消、身土不二
日本の風土に密接に関係しています。

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↑クリックね。
名水竹筒水ようかんは新潟県産の青竹使用。
竹の香りが清々しい。


「名水水ようかん」の材料
「名水竹筒水ようかん」と同様。

北海道産小豆氷砂糖の「自家製こしあん」に
寒天、だけの
まことにシンプルな材料で出来ていますから
水の良し悪しがストレートに味に現れる
『生水ようかん』です。

思うに豆腐と同じ考え方ですね。
水が味の決め手。

何故か、賞味期限は6日間と長目なのは
プラスティックパック(または竹筒)のせいでしょうか?

過剰包装してないこの「パック入り400グラム」(お得!)
のがまた特別好き なんだけど。

これがまた生っぽいお豆腐的な容器だし。

もちろん
コストパフォーマンスめちゃくちゃ良いのもあるけど
水分がまったく逃げていない点
ざっくり切り分けたり、
おさじで豪快にすくいとれる簡素さが
また おいしさを増します。

『名水水ようかん』は超簡素なので通販してないどころか
HPにすらでてない「裏銘品」 なので近燐に出店しないかぎり
購入は無理ですが。

「竹筒・・」のほうは大小通販可です。

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↑『麩まんじゅう』は一個約40g。
賞味期限は3日だが冷凍保存OK


最近ブレイクのきざし?の『麩まんじゅう』
若松園義正さんのものは、かなりのクオリティ。

東京では5個入り(966円)のものになりますけど、
固くなったら「笹のまま茹でて冷水にとれば」
おいしくたべられますよ、と教えてくれました。
冷凍保存も可。

材料は餅粉・小麦グルテン・小豆・砂糖・青海苔・塩と、
もちろん添加物ゼロ。

さっぱりしたこしあん
適度な こしのある生麩とバランス良く
餅菓子よりさっぱりで「弱甘味ファン」にも受けます。

今回はわらび餅がなかったけれど
『わらびもち』(630円)もやはり素材の良さか?
弾力&きれの良い食感でさっぱりした美味さです。

まるで回し者のように褒めてますが
実際、デパートの出店先で他の客に
「おいしいですよ〜」と勝手にプロモーション
販売員さんに煙たがられたことも。

ばかな奴。
以来、黙って買ってますが。

残念ながら本店に行くことが難しい方は
首都圏では9月21日から伊勢丹松戸に出ます。
27日からは小田原でも。他にもいろいろ。


↓クリックね。パック入り(400g)おやつにも嬉しい。
ざっくり切り分けてもそのまますくっても。

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創業41年と和菓子屋さんとしては
古くないけれど
良い素材でゆっくり作っていって欲しい、と
心からお願いします。



posted by あんころりん at 17:39| 東京 ☔| Comment(13) | TrackBack(1) | 和菓子 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年08月28日

超穴場!『言問団子』『麩一の笹つゝみ』『長命寺の桜餅』が まとめて和菓子天国

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↑『言問団子』は求肥の中に味噌あん、小豆あんと白手亡あんは中に団子

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↑『麩一の笹つゝみ』は江戸前の麩まんじゅう

ソバリエレポートにかかりきりで
このサイトも3日間の休みでしたが。

夏休みもそろそろ終わり。
下町探索を計画してた人は
あまりの暑さになかなか決断しかねているのでは?
(今日涼しいけど)

墨田区辺りも老舗の名店がひしめいているけど
炎天下ではなかなか全部は廻り切れないです。

そこですごい『穴場』を紹介します。
私もここを見つけたときは
「えっこれがいつも全部あるの!デパ地下なんて目じゃないぞ!」
とすでにあれこれ和菓子買ってきた後で、ややパニック。

『江戸東京博物館 墨田区文化観光コーナー』 (月休 10時〜17時)
にはなかなかデパートにも入らないような
老舗の和菓子が一同に集まっているのです。
その数なんと15種類以上。
さすが地元!

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↑クリックね,長命寺桜もちと志満ん草餅は売り切れた


各店舗、一種類ずつ押さえどころのお菓子を出しています。
(本店がお休みの場合はここにもない品も。)

さて どんな銘店名品が顔を揃えているのか。

まずその名も高き
◎『長命寺桜もち』
(向島、創業享保2年(1717年) )6個入で1200円 支店なし。
◎『言問団子』
(向島、創業江戸末期)6個入で1100円 本店以外有
◎『志満ん草餅』
(向島、創業100年以上)7個入で1000円 本店以外有
この三品はどれもその日限りの賞味期限です


また、
江戸前の生麩の老舗◎『麩一』の麩饅頭の銘菓『笹つゝみ』

(江東橋、創業明治10年) 

↓クリックね,5個入で1050円 通販可
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◎『墨田園のつりがね最中』
(鐘ヶ淵、創業明治7年)多分支店なし。
7個入で1000円(個人的にお店が好きだ)まであるのです。

ショーケースを前にして
目が輝きっぱなしの子供状態。
あれも買って〜、これも欲しいよ〜。
・・さすがに箱入の和菓子はお腹の都合もあり
「大人買い」できないのが残念です、いいなー大食いチャンピオン・・

そのほかにも
◎『蝶屋本店 の六方焼』
(太平、創業文政九年)多分支店なし
◎『向じま梅鉢屋の野菜菓子』
(八広、創業大正4年)一箱1000円 本店以外有
◎『こんぶの岩崎の菓子昆布』
(吾妻橋、創業明治27年)2袋入(別種類)で750円 通販可
◎『とし田の両国力士最中』
(両国。創業大正14年)8個入で1000円 本店以外有
◎『山田家の人形焼』
(錦糸町、創業昭和21年らしい)9個入で500円 本店以外有
などなどなど・・
こんなに充実したおいしいお店は類を見ません。
「デパ地下、完全、凌駕だぜ!」 (ポケモン風)

今回は土曜の12時半ごろ行きましたが
大好きな『長命寺の桜もち』はすでに終了。
・・6箱入れて11時半には売り切れだって。
以前も終了してたのでやはり一番人気です。
(この桜もちは書きたい事たくさんあるので本店をいずれ。)

『麩一』をまず購入して、
ぼやっとしてたら志満ん草餅も売り切れた。

では色の美しさで『言問団子』を。

↓クリックね,
絵はがき(\100?)や
本もいろいろ楽しいものがあるので(購入しました)
展示や催事もよいけど、ミュージアムショップも飽きない。

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『麩一』は元々「麩屋」として128年の歴史があり
この『笹つゝみ』も懐石料理から生まれ、当初「味噌あん」だったそうな。

さて「生麩」といえば京都・金沢、と思うでしょう。
でも江戸前の生麩は化政時代にはとても盛んで
京都などより数が多かったと聞きます。

↓『笹つゝみ』40gはつるり。
季節で栗あん、桃あん、胡麻あん、桜つつみ、柏つつみも。

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その証拠?に人気の『江戸前のくず餅』。あれは『葛』が原料ではなく、
麩の原料「グルテン」を取り除いた「小麦でんぷん」が原料です。

つまり麩屋さんのいらない原料で
あの東京のおいしい「くず餅」ができた。

東京のは「久寿餅」で、「葛餅」ではないです。
冷やし過ぎて固くなるのは同じだが。

さすが江戸の人々は賢く無駄使いしないで美味しいものをつくる名人

すごく話しが逸れましたが、
で、墨田に「生麩」の老舗があっても不思議ではないのです。

ちなみに原材料は、小豆あん、グルテン(小麦蛋白)、餅粉、小麦粉、
青海苔、葉緑素
。いい感じです。
くるんだ天然クマザサは新潟産、青海苔は四万十川から、と聞きます

麩まんじゅう の良い点はそのもちっとした食感の割りに
後味の切れがよくさっぱりしたところ、と
『冷やせる』点です。
(栄養的には他の和菓子よりたんぱく質が豊富=1割以上)

やはり東京の蒸し暑さは餅系食べるのには辛いものがあるし
無添加物品は朝作って夕方には悪くなりそうな通気性の悪さです。
この二つの良さに加えて
こしあんがおいしいー、と思える さっぱりあんこ菓子でもあります。

「葛桜」さん、好きだけど冷蔵庫は×なのが気遣うの。
その点「麩まんじゅう」くんは
フレキシブルでさっぱりピュアな性格だね〜、はは。ぽんっ(肩を叩く)

言問団子(火曜月末水曜 休)は超有名ですから
あえて、あれこれは書きません。

白は手亡あん、黒は小豆あんで米粉のお団子を包んでいます。
クチナシ色は白玉粉で作った求肥の中が味噌あん
、ということですが、
何故か?原材料名に「味噌」の文字はないのですが「味噌あん」味です。。

↓クリックね、業平さんすみません、断面です。
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本店は隅田川の堤の辺りで
『言問ヶ丘』と呼ばれた場所。
これはもちろん在原業平
「名にしおはば いざ言問わん都鳥・・」にちなんだ名前。
(ちなみにお店には可愛い「都鳥」(ゆりかもめ)が
色々とあしらわれています。)

言問ヶ丘のお団子屋さん、ということです。
お店の方にはたくさんの資料があり、お茶もいただけます。

墨田の地元の楽しさが一気に入手出来る
地味ながら すごいぞ!『墨田区文化観光コーナー 』

中央・台東・千代田・港の各区も作らないかしらん。

 「たい焼き」と「豆大福」並べたいんだけど・・


posted by あんころりん at 16:25| 東京 ☁| Comment(17) | TrackBack(5) | 和菓子 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年08月24日

国産本わらび粉100%『こ寿々のわらび餅』は驚異の粘り腰

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↑本わらび餅は、ほど良く(10度位)冷やしていただきます。

『わらび餅』といえば関東近辺では
やはり鎌倉由比ガ浜
こ寿々(鎌倉市由比ヶ浜1-1-9 無休 11時〜17時半 販売は〜18時)でしょう。
もはや稀少となってしまった国産本わらび粉100%『すごいやつ』です。

あまりにも「わらび餅」の方が評判になったので
ご存じない方もいると思うけど
実はこちらも元々は『蕎麦屋の甘味』です。

8月14日のスイーツバトン記事
『おすすめは江戸前『蕎麦屋の甘味』−甘いバトンです』
でもいくつか紹介しているけれど

美味い蕎麦屋で甘味を出している場合は
9割方はクオリティの高いプロフェッショナルな一品が出されます。

で、こちらの『こ寿々』もその最たるもの。

他の蕎麦屋さんと違う点は
通常、蕎麦屋の甘味は蕎麦粉などを使った出来立てで
その場でいただかないと味が落ちてしまうものばかり。

でも『こ寿々のわらび餅』 (小経木箱 9切れ入り735円)は翌日までOK。
つまり持ち帰りの出来る「蕎麦屋の生菓子」。

↓クリックで拡大。これが小箱9切れ入り。大14入り1050円もある。
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もちろん蕎麦屋さんらしく素材も厳選。
『わらび餅』はもちろん国産本わらび粉100%
添付の、黒蜜は沖縄の波照間の黒糖から
。きなこもおいしい。


元々評判の高かった
本業の手打ち蕎麦屋『段葛 こ寿々』 (鎌倉市小町2-13-4 月休11時半〜18時半)
に蕎麦ばかりでなく『わらび餅』目当ての客で行列が出来てしまうほどなので
甘味処『由比ヶ浜 こ寿々』を開いたみたいです。

お店でいただけるのは「わらび餅」「豆寒」各525円「ところてん」420円のみ
蕎麦屋さんの甘味メニューと同じです。

さて最初に食したのが3〜4年前なんですが、
実はそのときはここがそれほどの有名店とは知らなかった、
偶然の嬉しい出会いです。

ウィンドサーフィンに夢中だったので
鎌倉の材木座海岸と由比ガ浜には年中通ってた。
しかし海から上がると鎌倉のおいしい店は皆早じまいで入れない。

どこか美味そうな店がないかとのぞいたのが
この甘味処の「こ寿々」 。 
甘味はすでに終了。
同行の家族は『くず餅』なら食べる弱・甘味ファン。
ここのは『あんなしわらび餅』でなので
せっかくだから、と買ってみました。
(確かに『わらび餅』にあんこ入れるのは、実は理解出来ないけど。)

↓切れてるけど粘着力高すぎて離れないの。経木箱入りも嬉しい。
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家で、さあ食べようと取り分けようとして
「うわっ!何これ!」驚きましたね〜。
あまりにも粘り腰がつよくてナイフじゃ簡単に切りわけられない。
「何かに似てる・・」
思い出したのが『自然薯』です。あの粘り方。スライム顔負け。
このわらび餅も粘着度が高いのでナイフにくっついちゃって
しかも手で剥がそうとするとまた粘る。

おーこれは
吉田沙織かコマンドサンボ、はたまたグレイシー柔術か!
これだけの「強い粘り腰」、各格闘家諸君も見習いたまえ!
・・あ、すみません和菓子ですね。

あとで知ったのが
『少量の冷水をわらび餅にかけてからヘラ等で切り直し・・』とのアドバイス。

口にすると なめらかな舌触りとのど越し
さっきまで粘りまくっていたけど
お堅いわけではないのね。

↓クリックで拡大。画像ではここまでの粘りしかお見せできないのが残念
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とにかく、これで初めて『練りに練った、本わらび餅』
目からウロコ、の美味しさを知ったわけです。

何でこんなに『練り』=粘り、が効いてるのか?
考えますに
蕎麦屋には「そばがき」という鍋で練るのが勝負!の一品があります。
蕎麦屋さんが「そばがき」を練る要領でわらび餅を練ればそれは粘るだろう。

個人的嗜好で
やたらにただ『柔らかい』甘い物が好きではありません。
それまでは
「やわらか〜いわらび餅」や「ふるふる感のわらび餅」しか
知らなかったので和菓子店のものは好まなかった。
ましてやあん入りなんて・・

かなりの衝撃でした、「本わらび餅、おそるべし」。

かわいいサイト食べ物日記
”わらび餅フリーク”ゆっかさんが
「東京にはあまりわらび粉がないですね」とコメントしてらした。

関西にはたくさん『強力粘り腰だがつるり、のわらび餅』があるんでしょうか?

現在の国産わらび粉の主なる産地は
6月27日の『池袋金泉堂の「ぎんつば」と「本練わらび餅」』
金泉堂さんが「大体が鹿児島だね、ピンきりだけど」といっていましたが。

何だか
京都あたりには上質のものがありそうです。
どなたかご存知?

※今回は西武渋谷店B館B1階「ザ・ガーデン」にて購入。
posted by あんころりん at 14:45| 東京 🌁| Comment(14) | TrackBack(1) | 和菓子 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年08月05日

江戸の真の老舗『越後屋若狭』の「水ようかん」(完全予約制)

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↑水ようかんは紙箱入り。経木をかぶせ桜の葉をのせて。<

さて
何から書きましょう?
・・これは私が買っている「当日限りの生菓子」としては
最もお値段の張るものです、・・などと、
えげつない書き出しは似合わないし・・。

まずは、

現在東京で
江戸創業の和菓子屋としてはおそらく最も歴史ある
『越後屋若狭』 (墨田区千歳1の8の4)。
本物の江戸の生え抜き の菓子屋さんであります。

創業は1765年とも1740年頃とも聞きます。
240年ほどの歴史を持つ老舗中の老舗です
(※えっ虎屋とかは?と思うでしょ。
ほとんどの上菓子屋は(虎屋なども)創業は京都。
江戸遷都に伴い宮中にお供してやって来てる。)

江戸時代のガイドブック『江戸買物独案内』(1824年刊)
にはすでに『本所一之橋角 越後屋若狭』紹介されてます

クリックね。↓忠臣蔵の『吉良邸』。お店までは5分ほどで。
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現在も
『本所一つ目抹茶菓子』の名を残し
主に茶席などの月ごとの上菓子をこしらえています。

練りきり なども大変評判が高く
その繊細さに魅せられてご贔屓も多いそうです。
(夏季は葛まんじゅう、錦玉に変わる)

特に昔から文人や歴史上の政治家に愛され、
夏目漱石、棟方志功、伊藤博文など・・
また中村汀女などはここの「玉椿」を歌に詠んでます。
現在も「東京の最高の和菓子店」と評する人は少なくありません。

宣伝もせずに店頭販売もせずに
街中とは外れた場所でひっそりと、和菓子をこしらえる。

実に江戸らしい品性を感じます。
商業主義に走らずにこの歴史を支えているのは
もう実力以外ないでしょう

すべてのお菓子は完全予約制
「近所まで来たから」とか「これもうひとつ下さい」
と購入することはできません。
が、気取った様子はないので安心して購入できます。

−もちろんこの『水ようかん』も予約制。
時間に合わせて調整しているようです。
一番小さいものでお値段はひとつ、二九四〇円。
もちろん その日限り の生菓子です。
夏目漱石の好物、とも聞いています。

↓クリックして拡大。寒天とあんはぎりぎりまで抑えて「瑞々しさ」をお菓子にした名品。

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「なるべく早くお持ち帰りになって
よく冷やしてお召し上がりください。」と言われるように
それはそれはデリケートな『水ようかん』です。

よりに寄って36度の炎天下に徒歩&電車。
さすがに自転車ではこのお菓子は買いに行けない。
冷却バッグ持参ですよ。
小さな努力。

「水ようかんがすごく好き」という7月16日の記事で
「何でもおいしい貧乏舌」と書きましたが
おいしさのレベルの差はちゃんとあるんです、一応。

・・さていただきます。
厚さが4センチのはがき大で一応8人前ということです。

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クリックね。↑経木を除いて。


え〜。ほんとに無粋ですがこちらの『水ようかん』さんは
135ミリ×105ミリの40ミリ厚さで体重528グラムでございました。
失礼。

個人的に
おいしい水ようかんには「水をいただく」ものと
「寒天であんを味わう」ものがある
、としてます。

こちらは「水をいただく」の代表的なものです。
よーく冷やして口に入れると
水のうまさが広がり
さらさらとこしあんの風味がはかなく消えていきます。
でもこれがたまらない。

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↑木のさじで取り分けても、「ふるり」とくずれそう。



するり、するり、とあっという間の出来事です。
はい4分の3は一人でいただきました。
満足感とちょっとだけ自責の念の余韻・・。

どなたでも夏にいただけば
「ほーっ」とため息の ほんのり甘い清涼感にひたれます。

材料は
「ただ当たり前のもので当たり前に作っております」とのこと。

「江戸の老舗の味を今に伝える」などどいう賞賛は
『越後屋若狭』にこそふさわしいことばです。

※現在お店は仮店舗(墨田区千歳1-8-213631−3605)にて営業中。
今年いっぱいはこのままですが、
元々のお店(普通の民家の佇まいだったが)のすぐ傍です。

―なお未確認ですが「池袋西武」に土曜日に予約販売で出ることがあるそうです。
気になる方はお確かめ下さい。
posted by あんころりん at 23:23| 東京 🌁| Comment(7) | TrackBack(3) | 和菓子 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年07月26日

杉浦日向子さん逝く

 文筆家の杉浦日向子さんが46歳の若さでお亡くなりになりました。

江戸風俗などの研究で知られた方で
江戸時代を背景にした著作も多数あります。

特に「時代考証」という点で
研究実践し、また
その重要性を判りやすく楽しく一般的に広めていらしたと思います。

めんめんと現代にも活き続ける「江戸の町人文化」、という
ともすれば、
打ち捨てられてしまうかもしれない庶民の風俗を
数多く作品のなかで
またご自身の日々の生活に
生かされていました。


著作を多数読んでいるわけではないんだけど
少なからず影響を受けた素晴らしい文筆家です

「江戸の町人文化」に関してもさることながら、
「資料性を持たせつつ楽しく人に伝える」ということ。
これは私が日々目指している姿勢です。

この「近所の和菓子屋さんの豆大福 パン屋さんのあんぱん」
に関しては
「伝えたい事が明確にあって」始めてみたブログです。

ですから
できるだけ
客観的事実や背景および歴史などを交えながら
なおかつ自分なりの印象なども読みやすく楽しく伝えたい、と
杉浦さんの足元の先にも及ばないながら
出来るかぎり努力したいと思っています。

杉浦日向子さんのご冥福を心からお祈りすると共に
このブログを読んでいる「和菓子好き」な方に
著作の一部をご紹介します。

「・・・さて、ここから桜橋(中略)を渡って向島へ行きます。
江戸のころなら舟渡しです。
 酒のあとの甘味もオツで「言問団子」(電話番号)、「長命寺さくらもち」」(電話番号)どちらも目と鼻の先です。三世豊国の美人画にも描かれた名菓を、対岸の桜をながめつつ賞味するのも格別です。・・・」 ―杉浦日向子著「一日江戸人」より


杉浦日向子さん本当にありがとう、
もっと著作を読みたかったけれど
どうぞあの世の極楽で粋に楽しく暮らしてください。


↓もしも興味もたれた方へ
 図書館でも借りられるかな・・。





追記
えーと、レギュラーの内容もあとで書くつもりなので
出来るだけ精進して楽しくまとめます。

posted by あんころりん at 15:00| 東京 ☔| Comment(6) | TrackBack(6) | 和菓子 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年07月21日

最高においしい『さゝま』の『久寿桜』

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↑上から時計周りで『久寿桜』『水羊羹』『青楓』『雲の峰』
他の三店は前々回とその前日に紹介。


1週間に同じお店を3回掲載(7月16日,7月18日)したのは
このサイト始まって以来です。7行下にリンクしてあるので良かったらご覧あれ。

神田の銘店『さ々ま』(千代田区神田神保町1‐23 日祝休)の『久寿桜』。

こちらは夏期九月ごろまでの涼菓です。

少し間をおこうか、とも思ったけど、
でもデリケートな味わいの涼菓なので
記憶の新しいうちに書きとめておくことにしました。

7月16日(土)の『さゝまの水羊羹』、そして
7月18日(月)の『さゝまの練りきり‐青楓』
品の良い正統派の御菓子で大変おいしくいただいたんですが、


最も衝撃を受けたのはじつはこの『久寿桜』です。

「葛桜」「水ようかん」同様に大好きな涼菓で、
見るとつい買ってしまう和菓子です。
でも好きなのですが、「なんでもおいしい」
こだわりのないいわゆる、貧乏舌なのですね。

今回も最中、上生菓子などとともに購入したのは
もしもこれらが好きでなくとも、葛桜は大丈夫だろう、と
いう保険としてでした。

なんという・・。
葛桜という御菓子にたいして不遜な考えだ、
すみません。

でもこの『久寿桜』のフォルムにはとっても惹かれたのは確かです。
すごいですよね。

このときは
最初に『松葉最中』をいただいたんですが、
かなりひるんだのです。

「甘い・・私には・・濃すぎるなー」
おいしい最中が食べたくなって立ち寄ったので
ひるみました。

しかし練りきりの『青楓』がとてもおいしくて、ほっ。

『水羊羹』もおいしくいただけました。

最後に保険のつもり(何度も書くなよ)の『久寿桜』を口にして
・・驚きです。

最中のこしあんから想像して
そうとう濃い目の葛桜を想像したのですが。

「甘くない!」一般的な葛桜より断然甘くないのです。
さらりとしたこしあんの香りするするとした
食べごごち。
そして・・
葛のしっかりとして、
しかもなめらかでくせのない香り。
こんなにおいしい『葛桜‐久寿桜』
初めていただきました。

材料は
北海道産小豆、砂糖、吉野本葛を使用 しているそうです。
吉野本葛の御菓子ですからもちろん当日のみのおいしさです。


ここですばらしいのは
一軒のお店で
「あん」は各お菓子でこんなにも
作りがかわるものなのだ、
ということです。

和菓子屋さんとは
なんと地道で大変な仕事なんでしょう。

などと感嘆しつつ
さんざんお菓子いただいた後にも

そのスムースな味わいに酔い?つつ
つるっとひとつ
いただいてました。

本当においしかった、
またすぐにいただきたい
素晴らしい『久寿桜』です。





posted by あんころりん at 21:28| 東京 🌁| Comment(8) | TrackBack(2) | 和菓子 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年07月16日

第一回「水ようかん」ミス・コンは『さ々ま』『井村屋』他

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このサイトのタイトルには「豆大福」があります。
好きなのはもちろんだけど、
多少好みがあります。
食した中には「あーだめだ〜」というのも実はある。
それは掲載してないけど。

もうひとつ「そこにあれば買う」和菓子があります。
もしもマニアックにこのサイトを見てる方がいれば(いないだろうけど)
気がついてるかも・・。

それが水ようかん

しかも私にとって小豆あんの水ようかんは「すべておいしい」んです。
多分「あーだめ」っていうのは一度しかなかった。
6月くらいになると「毎日食べる」。
どんなのでもいいから「毎日たべる」んです。
酒飲みがどんな酒でも「毎日飲む」のと似てますか。

ですから大手メーカーの5個入りパックも
スーパーの生菓子売り場のも
和菓子屋さんはもちろん。

豆大福と一緒にかった水ようかん,数知れず。

「すっごいおいしい〜〜」と思ったものももちろんあります。
でも一番好きな店の「水ようかん」は画像がないのですが。

そんなわけで
すっごく好きなのに「ついでに買われた」水ようかんに
今回は主役として登場してもらいます。

言ってみれば「みずコン」かしら。

では本日のエントリーは
bPは神田駿河台下から和生菓子の「さ々ま」。

昭和4年創業の「さ々ま」(千代田区神田神保町1‐23 日祝休)は
上生菓子の優れた名店として世に知られています。

特に茶菓子に視点をあわせた

月がわりの「季節の銘」を冠した
上生菓子はとても風雅なものです。

bQ「東京都和菓子協会」販売の水ようかん。

神田神保町の「橘昌 文銭堂」(千代田区神田神保町1−13 日休)にて購入
ちなみにこちらは「銭型平次最中」でよく知られた、
お団子(団子は土休)などもおいしい、気の置けない和菓子店です。

↓銭型平次最中と「東京都和菓子協会 水ようかん」 
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最後に
bRは大手「小豆あん菓子」メーカーとしては
最も有名な「井村屋」製菓です。

缶入りゆで小豆、あずきアイス、あんまんなどでお世話になっている方も
多いのではないでしょうか。

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画像右から
bQ橘昌 文銭堂の『缶入り「東京都和菓子協会」水ようかん「こし」』(原材料 北海道産小豆 砂糖 寒天 食塩)75グラム

中央 
bPさ々ま『水羊羹』桜の葉包み(北海道産小豆、砂糖、寒天を使用)


 3 カップ入り『井村屋謹製 水ようかん』5コプラス1コ増量袋入り
(原材料 砂糖 生あん 寒天 食塩 ゲル化剤(増粘多糖類))65グラム(112Cal)

いや〜
すごい色の差です。これは「あんの色」イコールでしょう。
食感はやはりbPさ々ま、はしっかりとして「なめらか」というより
舌触りは羊羹らしさに明らかに富んでます。大人のあじかしら。

bQは甘みが強く食感はbPよりです。甘いこしあんのかんじ。
bRはかかなりふるふるとした洋菓子的食感。
味が何かに似てる・・あ!そうだ!!「あずきアイス」の味だ!
さすが井村屋さん。じつは私は毎日これをフリージングして暑いときアイス代わりにしてます。

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何も言わず家族に食べさせた。
一番好きなのは?「う〜ん「1」かな」だって。
門前の小僧か?年中いろいろな和菓子を食べさせられてるからね。
値段は・・?

明日までの宿題にしま〜す。



posted by あんころりん at 19:50| 東京 🌁| Comment(1) | TrackBack(0) | 和菓子 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年07月13日

お盆の定番「入山せんべい、舟和の芋ようかん」

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さて お盆の入りで母が浅草のお寺に「お迎え」に行ってきました。

何十年もの間、必ず浅草のおみやげ は
入山せんべい」と「舟和の芋ようかん」。

我が家では春秋のお彼岸と七月のお盆には必ずいただくことになります。

おせんべいも和菓子ということで今回はご理解を。

「世界で一番おいしい『おせんべい』は?」
と訊かれたら迷わず『浅草の入山せんべい』と答えます。

世の中に手焼きせんべい数あれど
「入山せんべい」(浅草1‐13−4 木休)よりおいしいと思ったことは未だにありません。

袋を開けただけで香ばしいお醤油のかおりがあたりに漂い
かじらずにはいられません。

大正3年創業以来の味を守り続けている
浅草の素晴らしい最高のお店のひとつです。

本当にこちら以外ではいいてだけません。

絶対になくなったら困るお店です。(どうしよう、もしも・・・。)

以前は十数人の手焼きの職人さんが冬でもだぼシャツ一枚で
炭火の前であぐらをかいて一枚ずつ手で焼いていました。

現在は2〜3人で同様に焼いてます。(1枚120円)
のでそう簡単には買えません。
2時ごろには大概おしまいです。でも営業時間は6時までなのですが・・・

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↑「芋ようかん」は六本入り598円、入山せんべいはこれで一袋10枚入り。我が家はいつも3袋。一枚120円ですが好きなんです。


もひとつの「舟和」は「芋ようかん」と「みつ豆」の元祖。

「あんこ玉」も名物です。「舟和のあんこ玉」はkozueさんの「とべないとりのおいしいblog」
に詳しいのでそちらをぜひごらん下さい。おもしろいですから。

「芋ようかん」はkozueさん曰く「芋ようかんを飲み込むときの<どっきりする感じ>が少し苦手」だそうですが、

私は長いこと「羊羹は芋ようかんしか食べられない」お子ちゃまでした。

虎屋に代表される練り羊羹とはまったく異なる
早い話「お芋のお菓子」。

材料は甘藷(サツマイモ)と砂糖と塩。、それだけのシンプルさ。
日持ちも翌日までの朝生です。

現在は世間のお芋自体も甘くおいしいし、お芋のお菓子もどんどん進化して
濃厚で複雑なすごいものが世の中には溢れています。

その中でここまでシンプルなお菓子が今でも愛されているのは不思議です。
私自身も以前のように「わ〜い、芋ようかんだ〜!」とは
飛びつきませんが、

今回あらためて味わうとある事に気がつきました。

それは「塩味のものとすごく合うぞ〜」。

入山せんべいと食べてもおいしい。
VIRONのパンと食べても、お漬け物と食べても合います。
しかも「芋ようかん」がついつい進む。

あきらかに太市の「苔清水」(明日7月14日の掲載予定)とは違う和菓子です。

当たり前だけど3倍の量は軽く食べられる甘さと食感です。
早い話「うまい芋」と言っても良いくらい。

明治35年に芋問屋だった創業者の和助さんが
練り羊かんと一味違う羊かんを作ろう」と思いつき
現在の本店の場所(台東区浅草1-22-10 浅草仲見世オレンジ通り)に
羊かん司 舟和」を創業したそうです。

やはり何だかんだと一人一本は「ぱくぱく」と
いつの間にやら完食です。

そんなお菓子が浅草みやげにはふさわしい
しかしあらためて「やっぱりどちらもうまい」わ。








posted by あんころりん at 21:29| 東京 🌁| Comment(18) | TrackBack(0) | 和菓子 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年07月11日

東京みやげ「サザエさん人形焼」で和菓子の「ジャケ買い」を。

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もうすぐ夏休み。
東京に来る人も、来ない人も、そして住んでる人もこんな東京みやげ はいかが?

「サザエさん人形焼」
素敵〜。
私の大好きな「初期サザエさん」のパッケージを見つけて思わず買ってしまった。

どこで見つけたか、というと
新宿ワシントンホテルのロビーのさみしげなお土産売り場。

↓全然やる気ないかんじでワゴンに乗ってた
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この日たまたま韓国からのお客様を迎えに行ったんだけど、
なかなか会えない。ソファでぼけっとしてたら
いきなり私の視線を捕らえたのです。
ハートわしづかみ状態よ。

キャラクターものはほとんど興味を持てないんだけど
「初期サザエさん」だけは別。(あとロシアの「チェブラーシカ」も)
思わずかけ寄り、この箱を発見「きゃ〜」と歓喜しちゃいました。

お客様が遅刻したおかげでこんな素敵なものに出会えてラッキー!

何がうれしいって「東京みやげ」「人形焼」っていうのがお洒落だわ。
クッキーだのパイだのじゃなくて「人形焼」。素敵素敵!
これは正しい「東京みやげ」でしょう

オリジナルのサザエさんの袋に入れてもらって1050円也。
他にも黒胡麻お煎餅や「磯野家ファミリーケーキ(家系図付き)」とかもあった。

あんこじゃないのがちょっと残念だけど,でも人形焼だもん。

家でじっくり箱を見て大感激。
この絵のすべてが素敵、すべてがかわいい。
ディテールがもう最高です。

ちなみに絵の右上のお釜は私は子供の頃から現在までこれと同じの使ってます。
皆びっくりするけどね。

原画から起こしているだけあって発色もいいかんじです。
もちろん©(財)長谷川町子美術館です。

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↑中身もナーーイス!だって磯野家全員の顔のひとつずつの人形焼!
↓しかもおまけは長谷川町子せんせいのフェルトの人形です。
箱の封のテープもサザエさん入り でした。

aloha 357.jpg

お菓子としては、
中はカスタードクリーム。
さすがの私もこれの断面は気がひけるなー。
ホラーになっちゃうもん。
ハードコアパンクサザエさんね〜、ちょっとね。

まあ想像しやすいお菓子だから必要ないし。

こんなのおいしいわけないさ、
と思って食べたら、これが「あれ?おいしい」

なんだっけ「萩の月」だか「鴎のたまご」か忘れたけど
カスタードあんの洋風まんじゅうの地方の銘菓によく似た味です。
すみません、その辺まったく詳しくないので。

材料的にはいわゆる「日持ちするみやげ菓子」同様
何だかすごいものがいろいろ入っていますが、
それはこの際、不問に帰すぞ。

言うなればレコードとかCDの「ジャケ買い」ですね。

我が家には何千枚のレコードとCDがあるけれど、
ジャケ買いで中身がアウトのもの数知れず。

でもまさか「和菓子」のジャケ買い をするとは思わなかったです。
やはり我が家のマニア気質でしょうか・・。

↓画像の上部は、自慢の貴重な「サザエさん柄のゆかた地」
両脇は「サザエさん」単行本の9巻、4巻。中央の袋に人形焼を入れてもらえる。

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とにかく初期サザエさん の素敵さはぜひ一度単行本サザエさん (1)などで見てください。ユーズドならすごーく安いみたい。


おまけのはなし
マニア心でリサーチした
販売者の潟iガトヤは他に
「サザエさんサブレー」「「磯野家ファミリーケーキ(家系図付き)」など出してるけど「初期サザエさんパッケージ」はこちらだけみたい。

しかも・・
秘密のデザート「東京おっぱいプリン(声付き)」「大阪おっぱいプリン」なんていう
かなりエグいおみやげも作ってるけど・・(プリン博覧会に出品)
興味ある方調べてください。


posted by あんころりん at 19:56| 東京 ☁| Comment(4) | TrackBack(0) | 和菓子 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年07月03日

江戸ソバリエと「一元屋」のきんつば―後編

昨日(7月2日)の続きです。

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さあ、まじめに「江戸ソバリエ」のお勉強したら、甘いものです。

少し足を伸ばして「一元屋」(千代田区麹町1−6)へ。

ここは以前は
まるでコンビ二菓子店みたいなルックスで
とても「きんつば」の有名店とは思えない店構えでした。
何しろ初めてきた時「あれ、間違えた?」と思ったほどです。

ここ3〜4年で改装したようですが、
現在も「有名和菓子屋」というかんじではありませんね。

きんつば」と「一元最中」を購入。
しかし残念ながら最中は「大納言」のみのものは売り切れ。
求肥入り」が残っていたので1個だけいただく。
好きじゃないんですもの、最中とかに求肥いれるの。

とにかく、早く帰ってたべよう〜っと。
帰って即、まずは冷蔵庫へ。
夏はやはりきんつばは冷やしたいです。

さて、
トレードマークの「金の龍」の印の包装を開くと
小振りながらずっしりとした「きんつば」が。

ちなみにちょっと計測すると、
幅5×縦4.5×厚さ1,8センチで
重量48グラムです。
密度濃いです。

やはりこれは断面みたいでしょう。

aloha 187.jpg

拝見すると
予想通りみっちりと詰まって、
普通のきんつばより、艶やかな面がまえ。
ふつふつの「茹で小豆風」でなく「羊羹状」です。

そしていただくと
これはしっかりと塩味が効いて濃い中身とバランスいいです。
特別に変わった「きんつば」ではないけれど、
濃そうだけど割りとぱくぱくいけちゃう、
何か不思議な魅力があります。

材料は 大納言、氷砂糖、寒天、食塩、小麦粉
と安心の王道です。

「一元最中」求肥入り、は
最中らしい艶のある大納言あんですが、
やはり濃い風味でありながら、すいすいといただけます。
材料は砂糖、小豆、寒天、水飴
食塩、白玉粉、皮種(餅米)
とやはり安心素材。

↓うっすらと中央に求肥が
aloha 189.jpg


ちょっと疲れた時は
やっぱり和菓子が一番ですね〜。
明日への活力です。







posted by あんころりん at 20:54| 東京 🌁| Comment(3) | TrackBack(2) | 和菓子 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年06月28日

池袋金泉堂の「ぎんつば」と「本練わらび餅」―後編

大福 307.jpg

昨日の続き、後編です。

池袋「江戸風御菓子 金泉堂」
「ぎんつば」
」です。
材料は 丹波の黒豆、砂糖、大豆、黒糖、餅粉、片栗粉、小麦粉

焼き、でなく「蒸し」きん(ぎん?)つばです。

小豆でなく、黒豆(丹波)大豆というところが「ぎん」つば の由来でしょうか。
大豆というところにすごく惹かれます。

いろいろなお豆が和菓子材料に使われますが、

何故か大豆は加工品ばかり(きなこ、豆乳など)

枝豆(若い大豆)は豆打(ずんだ)にするけど、
大豆をあんこにしたり、そのまま煮て使うのは
あまり聞かない。

大豆好きとしては
むむ、期待は高まるばかり。

まず恒例の断面を見ると!
「え、やだ求肥入り?」と一瞬たじろぎます。

えーと
どら焼きやあんぱんなどの中に
不用意に
求肥もどき、餅もどきが入っているのを
まったく好まないんです。

なぜなら
大体いい加減で、
意味なく
甘ったるいべたべたした求肥が多いんですもの。
残念ながら、そういうものは次はいただきません。
(すみません、偉そうだ、いかん)

なので、「いやだな、中身を取り出しちゃうか?
いや、でも初めてだし、やはりきちんといただきましょう」と。
でも、
これが、おいしかったんです。
この手の餅入り菓子の中では一番おいしかったかも。

そして主役の黒豆
蒸し上げた透明の片栗&小麦粉の生地
ふっくらもっちり。
大納言みたいなかんじです。

大福 308.jpg

これ本当にただの大豆かな〜?
黒豆も大豆だからね・・
だっておいしいんだもの。

まったく名を知られていない
ちょっと離れた「近所の和菓子屋さん」
デパートの限定出店のいいのは
こういう御菓子屋さんに出会えるところ。

(なにしろネットで調べても
和菓子協会のサイト内以外ほぼ情報ゼロでした。)

でもものすご〜〜く気になるのは
江戸風御菓子って何なんだろう?

早く池袋のお店にも行きたいぞ。
ただ暑くて自転車きついんです、最近は。



posted by あんころりん at 20:51| 東京 ☁| Comment(8) | TrackBack(0) | 和菓子 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年06月27日

池袋金泉堂の「ぎんつば」と「本練わらび餅」

大福 263.jpg
↑「ぴょこ里」は吉野葛の涼菓。ぴょこぴょこしてるからだって・・。

最初に


「本文が長すぎて読みにくい、全部読まないよ」
という意見をいただいたので
しばらく、前編と後編にわけてみます。

それでは

うちから最短のご近所デパートは渋谷東急本店。
こちらの諸国名産コーナーが便利です。

先日も立ち寄った際に別にイレギュラーに出店してたのが、
江戸風御菓子 金泉堂」(上池袋3−1−22 )お店の方が黒いわらび餅を練っている様子に惹かれて
尋ねると
「もちろん、国産、大体鹿児島だね、
でも今は国産ったって、品質もピンからキリまであるからね、いろいろですよ」
という
まことにに的を得た答えが返ってきて

「ひょっとしてこれは・・いける?」と

わらび餅を試食させてもらうと
かなりおいしいぞ。
鎌倉こ寿々の(わらび餅の)形がまとまってないような食感と味。

大福 260.jpg
↑「本練わらび餅」これで小パック

あと他に吉野葛黒豆の涼菓と
きんつばならぬ「ぎんつば」が並んでいる。

「全部うちでひとつずつ手作りです」とのこと。
葛の涼菓は「ぴょこ里」。
ちゃんと生の葛の葉がしいてあります。


他の お客さんがわらび餅について訊いてました

「これは”桔梗信玄もち”ですか?知ってますか
信玄餅って。」と

「知ってますよ、これはわらび粉ですから・・」
「何?それ、ワラビ?信玄餅とどこが違うんですか?」

「あれはわからないけど、たぶん上新粉か何かでしょう。
わらび餅はもっと粘りがあって柔らかいです・・
わらび粉というのは、わらびの根から・・・」説明してました。

いろいろなお客さんがいて大変ですね。

信玄餅ならキオスクでもありますよ、
とは言えないものね。

わたしは
結局どれもおいしそうなのでひとつずつ購入
きなこの「本練わらび餅」の小パック(480円)
吉野葛の「ぴょこ里」4個入り(黒蜜付き580円)
 そして「ぎんつば」(4個入り750円)。

大福 261.jpg

↑アメーバ?状の本練わらび餅を取り分けたところ

わらび餅は 冷たくして家族とぺろり、といただきました。
しっかりねっとりでもさっぱり。  おいしかったです。

葛菓子は「硬くなるから食べる20分前に冷蔵庫に入れてね」と
お店の方。

ちなみに
生の葛の葉が付いていて
「サラダには刻んで入れると良いですよ」とのこと。
はい、おっしゃるとおりいただきました。

お菓子「ぴょこ里」の方は
葛の香りが高く、家族は「くせが強すぎる」と敬遠。
私ひとりでおいしくいただきました。黒豆がもっとたくさんならもっと良いな。

・・・・・では「ぎんつば」は後編にて・・・・・














posted by あんころりん at 17:48| 東京 🌁| Comment(7) | TrackBack(0) | 和菓子 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年06月22日

HIGASHIYAにも豆大福が・・前編

上から時計回りに 桧枝 柑子 黒紫 鳥の子 萌葱 濃紫 薄香。中央は棗バター
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2年程前に目黒川沿いにOPEN(※2009年閉店しました)した
新空間アートギャラリー的和菓子屋のHIGASHIYA(目黒区青葉台1-13-12)※(2009年閉店)。

大福 355.jpg

いかにも”空間哲学に一家言あるトップスペースデザイナーがプロデュースしたんだから、ここを知らないと業界的にまずいんじゃない”、的な内外装です。
しかも中目黒で駅から離れてるっていう立地も狙ってるな〜ってかんじの
とってもお洒落でミニマルアート的オーラ放ってるお店。

・・・ついこの手のお店見ると下世話な表現になってすみません。悪気ないんです。
(自分がいい加減なので照れが入ります)

感のいい人は名前でわかると思いますが、
あのジャパニーズレストラン「HIGASHIYAMA TOKYO」と同系列。
あちらもとってもお洒落で「今日のデートは決めるぜ、絶対センス良く」
というシテュエーション御用達の和食店です。

二店とも「シンプリシティ」のインテリアデザイナー&経営者の緒方慎一郎氏
今度は和菓子屋のオーナー・デザイナーとして展開2003年4月から展開してます。
ここも和菓子屋だけでなく2階はバーです。ランチもあるみたいだけど。

店舗から包装紙、ショップカードからディスプレイ
そしてお菓子類から全ての商品に至るまでまったく隙のないパーフェクトな演出です。
ヴィジュアルとしてそこに許されないものはない、という
ひじょうに厳しい目で選びデザインされていて、
こだわりかたはすごくプロフェッショナルです。
許されないのは買い物してる私のルックスぐらいでしょう、はは。

ここの売りである、
宝石みたいにきれいにガラスケースにディスプレイされた
トリュフ仕様の和菓子「ひとくち菓子」を買いに来たんだけど
横を見たら
な〜んと豆大福(粒・189円)もあるじゃないですか。
なかなかやるな〜とまず注文。

そのあと目当てのトリュフ状「ひとくち菓子」(各210円)8個。
箱詰は6個入りなので普通にセロファンとかで包んでもらう。
最後に水無月を注文。
「お包みするのでしばらくお待ち下さい」とヴァンドゥース風の可愛い店員さん。
本当に待たされて、紙袋をいただく。

この中にそれぞれ、4つずつひとくち菓子がセロファンに包まれてる
大福 406.jpg

決して安くない和菓子だが週末のせいか広くない店内に客は絶えない様子。

トリュフっぽい直径2.5センチの生菓子「ひとくち菓子」は全部で11種類。

すべて日本古来の色彩にちなんだがついています。
たぶん読める人少ないのではないでしょうか。ふり仮名ないです。
「こきくちなし」とか色の勉強でもしないと聞かないでしょう。
でも日本の色名は素敵な響きですね。好きです。
(あと菓子の色は実際のその色名と必ずしも同色ではありません、一応。)

ちなみに210円というのは中レベルのチョコトリュフですか?
チョコ買わないからわかんないけど。(注:最下段参照
六個箱入りの「ひとくち菓子セットA・B」1523円です。

購入したあんこトリュフ、ひとくち菓子
・・
黒紫‐粒あんに干し杏入り
柑子(こうじ)‐かぼちゃあんにチーズ入り
濃紫(こいむらさき)‐紫芋あんにカシューナッツ入り
萌葱(もえぎ)‐抹茶入り白あんにレーズン入り
薄香(うすこう)‐バニラ入り白あんに子桃のコンポート入り
桧枝(ひえだ)‐こしあんに胡桃にココアパウダーかけ
鳥の子(とりのこ)‐生姜入り白あんに蜂蜜入り
棗バター‐干し棗に発酵バターと胡桃ロースト
(これは人気らしく箱の別売りも)
以上8個で他に
深支子‐焼き芋あんにバターと胡麻
紫根(しこん)‐紫芋に栗甘露煮
路考茶(ろこうちゃ)‐つぶし栗あんにブランデー

があります。

あんこトリュフ(これは勝手によんでます)は保冷剤をつけてもらい紙箱に。
豆大福と水無月が一緒に包装。

大福 420.jpg
豆大福は水無月と共に経木に包んでくれる。でも水無月は・・。

「すぐ冷蔵庫に入れてください」に対して
豆大福は入れちゃだめですね?」
「はい、大福と水無月は常温です」可愛い店員さんだが・・。
知らなければ袋ごと冷蔵庫に入れちゃいます〜。

注:6月22日の記事にテオブロマのショコラオボンボン、1個210円とあります。
―すご〜く長くなってきたので明日に続きます
※上記の店は2009年閉店。

関連HPはこちらです。
posted by あんころりん at 03:46| 東京 🌁| Comment(8) | TrackBack(0) | 和菓子 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年06月18日

ほさかの「青梅」と「葛の梅」 二色の六月の梅たち ”朝生”的上生菓子―その三

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↑左上から、笹もち、葛の梅、薯預まんじゅう、青梅、草団子

和菓子司ほさか(世田谷区北沢4-1-3 第2・4休))
は昭和27年7月創業。
現在のお店の坂の下で開業後、26年ほど前に現在の場所に移ったそうです。

店頭から店内までとてもこざっぱりと
よく使い込まれたかんじ。
表に植木や睡蓮鉢などが配された
清潔で気持ちの良いお店です。

”店頭はお店の顔”、にふさわしく、

昔ながらの手の掛かったお菓子は
手作りで、清々しい新鮮な味わいが素晴らしいです。

大福のような餅菓子は置いていないのですが、
さまざまな季節の生菓子はどれもすごく
手がかけられていて、しかも
フレッシュ」な味わいなのです。

最近の町の和菓子屋さんでは見かけなくなったような
季節感のある、素材のおいしさの生かされたさまざまな品々が
このお店にはあります。

逆に古さ、というより
ヌーベルスウィーツ”的、新鮮さを感じさせるお菓子です。

4月に訪れた際はサツマイモを使った普段着の「浮島」(120円)が。
とても軽やかで親しみやすいおいしさと口どけでした。

今日は笹もち(140円)、葛の梅(150円)、薯預まんじゅう(こし・160円)草団子(こしあん、?円)、どら焼き(140円)そして上生菓子の青梅(190円)にいただく。


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↑「葛の梅」は中に小振りの赤い梅が丸ごと入った葛のお菓子。
青でなく赤梅というのが珍しい。
6月にふさわしく、ジューシーで甘酸っぱいけど
まろやかなフルーティさ。
手作りのほっとする味わい。
桜の葉の塩味が一層全体の味を引き立てます。
この手の葛菓子のなかではかなりのおいしさです。
私の好みではフルーツ系葛菓子の中では一番。


↓縦割りの草団子(上)と青梅
大福 339.jpg

もう一つの「梅」は練り切りの「青梅
中は「青梅」には典型的、塩味の利いたみそあんです。
これが最高によい塩梅。
こんなに「おいしくて、つい食べ進んじゃう」
ような食べやすい練りきりは初めてです。
甘さが抑えてあるだけでない、
「フレッシュな味わい」が新しさをかんじます。

赤い梅」「青い梅」ともに梅雨空にふさわしい、
さわやかな和菓子です。

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また生の笹、2枚を使った「笹もち」はなんと
葛と寒天のこしあんの餅でした。
やはりこの季節にふさわしい、
さっぱりでもちもち、とあんこの味が楽しめる
季節の和菓子です。

お得意な生菓子や、蒸し菓子にはその素材感と
おしゃれで生き生きしたおいしさが溢れ
クオリティに対してあまりにリーズナブル

頭が下がります。

また接客の奥様も爽やかで歯切れよく
その人柄もさっぱりやさしいのでした。

本当の朝生
素晴らしい上生菓子のお店です。

はっきり言ってそこらのデパ地下で行列してるところより
おいしくて手頃、ですね。
やはり”誠実なおいしさ”は足で探せ!









posted by あんころりん at 21:16| 東京 🌁| Comment(4) | TrackBack(0) | 和菓子 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年06月17日

6月は「水無月餅」と たまには 読む”あんこ”「食いねえ あんこ菓子」

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六月は一般的には梅雨だし
何せ「祝祭日がない」!
地味な月ってかんじですね。

ところが
和菓子にとってはなかなか盛りだくさんな月なんです。

まず6月1日は衣替えで「更衣」。
実は衣替えをちなんで作られる和菓子もあって
かの虎屋などはなんと3日間限定!のピンポイントで
そのものずばり「更衣」というお菓子を出してます。
今年私は5日に行って、もちろん入手できませんでした。とほ。

次に
このページを読んでくれている人はご存知の方も多いでしょうけど
昨日、6月16日は「和菓子の日」でした。
旧暦6月16日の嘉祥という行事にちなんで和菓子協会で決めたようですが、
嘉祥菓子を出す和菓子屋さんも(もちろん虎屋も)あります。

江戸時代に嘉祥は盛んだったそうで、
すごいのが
江戸城の大広間に約2万個!!の菓子を並べて
将軍から大名・旗本に与えたって言いますから
相当盛り上がったイベントだったんでしょうね、しかし2万個って。
見てみたいです・・・。

そして朝生菓子にとっては
重要な水無月餅(みなづきもち)の季節です。
上半期の厄難を除く「水無月祓」
または夏越 (なごし) の祓
が6月30日に行われるので
6月には
昔からこの「水無月餅」を食す習慣があります。

最近は町の和菓子屋さんで作るところは少なくなりましたが
母の時代の下町では「小豆の赤が厄除けになる
という夏負けしない為の縁起物ですから
6月に一度は食べておく、という粋さ、があったようです。

私もしっかり先週いただきました。

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↑幡ヶ谷「心庵梅むら」の水無月(180円)。
小豆にういろう のもちっと感でさっぱりおいしいです。
うぐいす豆バージョンも。こちらは黒糖風味

それで今回は嘉祥と水無月祓に敬意を表して
あんこ」を読みましょう。
和菓子には上に挙げた様にさまざまな興味深い背景があります。
身近なお菓子のウンチクから
下町の老舗の由来など
ほんとうに興味が尽きる事はありません。

私はそんな話を聴いたり読んだりするのも大好き!
そこで私が実際に読んで面白い、と思う本を何冊か紹介します。
梅雨で出かけるのも億劫なとき読んでみたらいかが。

まずは
仲野 欣子さんの著、そして飯島 満さんのイラストによる
食いねえ「あんこ菓子」―江戸ッ子の腕まくり
は浅草生まれの歯切れの良い下町っこの和菓子の話。

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楽しいけれどめちゃめちゃ濃い内容です。
中心となるのは「饅頭」「餅菓子」など親しみやすい和菓子の話。
菓子の歴史から、
老舗のご主人の話、うんちく、
また実際に職人さんに手取り足取りでの和菓子作り。
また素材について、季節との関わりから、多彩なコラムetc etc・・

本当にどこを切っても面白い。
内容は
「菓子を知る」「饅頭とらの巻」「餅菓子勢ぞろい」「菓子あれやこれや」の4章から成る。
各章また細かく内容が分かれているので
(例えば、「はじまりはあったか大福餅」「葛餅は門前町のやれ一服」などなど)
どこから読みすすんでも飽きる事がありません。

飯島 満
さんのイラストもとっても魅力的です。
これで142ページ、1460円 (雄鶏社刊)は安かった。
超おすすめの一冊です。

では長くなってきたのでこの続きはまた。


posted by あんころりん at 21:02| 東京 🌁| Comment(7) | TrackBack(1) | 和菓子 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年06月16日

人形町亀井堂の「秋の山」

大福 266.jpg

上の画像は、40年位前の明治座の歌舞伎屋号の皿。「秋の山」十個を盛り付けて。 

今回はあえて「あんなし」です。
タイトルに偽りあり、じゃないかというご指摘はないものとして!
あん入り があるにも関わらず「あんなし」です。

子どもの頃から
お墓参りの浅草四大おみやげ(母方のお寺さんが浅草寺町です)
が「入山煎餅」、舟和の「芋ようかん」、「切り山椒」そして「人形焼」でした。

父が、(私のDNAのはなしになりますが、笑)
大変あんこ菓子、特に上生菓子でなく朝生菓子が好きでした。
好物は、三笠山とあんぱん、それに「人形焼」。
 でも人形焼きは「あんなし」。
どういうわけか、これは私も含めて家族全員「人形焼はあんなし」派。
(今でも家族全員があんこ&和菓子好きで、この三つは好物です。)

和カステラと言われるように
生地に牛乳やバターを全く用いない(和カステラ製法とよばれる)による人形焼。

普通のカステラはしっとりし過ぎて、いただきもので充分なんですが
和カステラの人形焼は、ぱくっぱくっとはね返すような歯応えとさっぱりした味わいがついつい後を引きます。
と、こうして書いているだけで我慢できずに「ぱくり」、うまっ。

浅草仲見世には、数多くの人形焼の店がありますが

じつは一番好きだったのは
母が明治座の観劇の際に買って来てくれる、
人形町亀井堂(中央区 日本橋人形町2-20-4不定休)の「秋の山」(東急本店にてあんなし一袋11個入り619円)です。
甘酒横丁の本店では最初に売切れてしまいます。

今では材料の表示もあるので
確かに「砂糖、小麦粉、卵、蜂蜜」とすごくシンプルな事がわかります。
重曹(膨張剤)も使っていません。

どら焼きは(例えばあの、うさぎやさんも)重曹で膨らませているのですが、
こちらはさらにシンプルです。
この歯応えがおいしさのひとつです。

あんなしは端の方が(好き!)に気泡が入って歯応えとふわっと感、両方楽しめる。
 縦二つ割のバナナと茄子
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人形町亀井堂
最も東京で歴史ある人形焼、瓦せんべいのお店で
約百三十年前、神戸元町に創業した亀井堂総本店より、
昭和四年にのれん分けされたのがこちら。

浅草のおみやげがあん入りの方だと皆ちょっとがっかりしながら
「あの野菜の形のあんなしの方がおいしいね」と、
お店の事なんか知らなかったけど。

そうです、この野菜の形がまたまた、とてもキュートなんです。
人形焼のほうは中にあんの入る都合上、ちょっとごつくて塊なかんじだけど、
こちらは細くてもでこぼこしてもきれいな形になるので
筍、ぶどう、なす、きうり、バナナ(秋の山だけど)瓢箪、とどれも
おいしそうなフォルムです。

↓「カステーラ焼 あんなし」のコピーも素敵。
大福 257.jpg

ところで
我が家は何故、人形焼は「あんなし」が好きなのか?

それはこの生地のおいしさをストレートに味わいたい。
でもおいしさがさっぱりと素朴(玄人好み、と商品説明にあります)なので
あんこが入るとあんが勝ってしまいます。
 素朴、を洗練されている、と言い換える事もできるけど。

それから中にあんが入ると噛んだ時に
ぱくっ」とした歯応えが均一に最後まで楽しめないからでしょう。

ちなみにあん入り(賞味期限?)は通販してるけど
あんなしは賞味期限は5日位で店頭販売だけです。

日本料理店を営んでいた父は素材の味が楽しめるものを好みました。

何だか急に「あんなしのお菓子」のことを書きたくなって自分でも不思議なんだけど、
気がついたら
今度の日曜は父の日です、びっくり。
ねらってないんですが。

いつもは、お供えは和菓子ですが、たまにはこのあんなしの人形焼にしようかな
posted by あんころりん at 18:11| 東京 ☔| Comment(4) | TrackBack(0) | 和菓子 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年06月09日

虎屋の期間限定「兎饅」―”朝生”的な上生菓子 その一

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大福やお萩、どら焼きのような和菓子は大好きだけど、
練り切りみたいな上生菓子や練り羊羹は好きじゃなーい、という人って結構多い。
特に男子や子供は、見た目より「おやつ感ある」、朝生菓子や焼き菓子が好き、っていうひとの方が多数派かも。気持ちわかります。
私は子どもの頃から上生菓子が大好きだったけど、
練り羊羹と最中のおいしさに目覚めたのがわりと最近でした。

虎屋(赤坂店・赤坂4-9-2)
は室町後期に京都で創業、という長い歴史を持ち16世紀から(皇室)菓子御用を勤める老舗中の老舗。
概略を見ただけでそのすごさに驚きます。「高級な(高い!)羊羹の店」という印象を持つ人が多いかも。

 その虎屋にも可愛らしいお饅頭があります。
食感なども他の芸術的な生菓子よりずっと親しみやすく、
蒸した皮はつくね芋が原料ですから上生嫌いの人もおいしくいただけると思います。
そしてまたこのチャーミングなルックス。
小さい子でなくとも思わず手に取りたくなります。頬ずり♪

でもこの白い「兎饅」(こし餡 420円)は店頭での販売は今月16日まで。
実は現在虎屋ギャラリーにおいて「和菓子 素材がいのち」展が開催され
この兎饅青梨という水羊羹製の生菓子がキャラクターとして用いられています。
DMなどの印刷物をデザインされたこのお菓子たちが飾っています。

このサイトにも度々ナイスなコメントをくれるkozueさんサイトの情報で私も先日出掛け、
おまけに島村 菜津さんの講演会「スローフードと甘味」も運よ講できました。
心に残る内容で私自身、このサイトを始めて良かったな、などとひとりごちていました。

小さなスペースですが見応えのある内容と、
また日替わりの16分程のvideo上映もあるので
日本の食材や和菓子に興味のある人にはお薦めです。
私も二回訪れました。
特にこの兎饅については展示室の「道具」の展示部分のデモビデオで、
熟練の技の様子も観ることが出来ます。ラブリーですよ。

大福 165.jpg
さて
白の兎饅はつくね芋、上用粉、白双糖を混ぜた皮種で小豆のこし餡↑を包んで蒸し上げた薯蕷饅頭です。均一になめらかでもっちり、薄くてもふっくらとした皮とよく煉られた餡の舌触りと噛み応え。饅頭の醍醐味と洗練された生菓子の味わいが同時に楽しめる、朝生的親し
みやすさのある愛すべき「おまんじゅう」です。

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青梨(420円)は餡に白双糖、葛粉を混ぜて煉り上げて蒸す「水羊羹製」。白いこし餡を中に包んでいる。柔らかく粘りのある食感。けし粒で梨の質感を出している。材料は葛粉、白小豆、白双糖、けしの実、小豆、小麦粉、寒梅粉
こちらも16日までの販売。

兎饅は16日以降は4〜5日前に注文にて受付販売。こちらは紅兎饅(粒あん)もあり紅白の箱入りも。一つからでも。

今も昔もスローフード
和菓子 素材がいのち」展は6月16日まで虎屋ギャラリー(虎屋ビル2階)にて。
公開中無休10:00〜17:30。入場無料。詳細はHPで。
お菓子は1階の店舗で買えます。時間によっては売り切れの場合も。



posted by あんころりん at 20:40| 東京 ☁| Comment(4) | TrackBack(1) | 和菓子 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年05月30日

番外編お裾分け 朝日屋本店「きんとんまんじゅう」

大福その2 002.jpg

今回は おいしいものいろいろ分けていただいたので番外編
朝日屋本店きんとんまんじゅう(栃木・塩谷郡高根沢町宝積寺2368 無休)は宇都宮のおみやげです。
フラの仲間が「おいしいそうなんで出張先で入手」とひょいっと2個くれました。

お土産品らしからぬフレッシュでシンプルな様子に思わず包装紙をもらって来ました。
ふわんとした白い饅頭を割ってみると赤みががった白あん。まさにきんとんまんじゅう。
原材料は隠元豆、小麦粉、砂糖、膨張材ときちんと生菓子の材料です。過剰包装もありません。
やはり賞味期限は(きちんと)冬季5日夏季4日。何ヶ月も保つシロモノじゃないです。
大福その2 005.jpg
↑あんがすごくいいかんじで白あんながら素朴、でも品の良い甘さ、というなかなか他にないものです。
実は明治創業の老舗。地元では昔からの人気菓子だそうでお店では温かい出来たてが(一個63円)味わえるらしい、わ〜食べてみたい!
で、問い合わせると本店ではきんとんまんじゅう一箱10個入り660円から郵送してくれます。頼んじゃおうっと。
posted by あんころりん at 16:34| 東京 🌁| Comment(4) | TrackBack(1) | 和菓子 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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